R-STOREスタッフが実際に街を歩き、紹介するTOWN NAVI
2021年第1回目は、〈雑司が谷〉です。
アクセスが魅力的な都会のエアポケット
東京都区部北西部に位置する豊島区、池袋のおとなり。
主な路線は副都心線です。
池袋の喧騒から少し離れ、街には静かで穏やかな空気が流れます。
池袋駅までは歩いて約15分ほどという好立地。
●他にも……
副都心線は、2013年に東横線との直通運転を開始。
みなとみらい線元町・中華街から横浜、渋谷を経由して、東武東上線、西武有楽町線、池袋線までがひとつの路線として結ばれています。
最後にもうひとつ。東京に残る唯一の路面電車、都電荒川線(公式名称:東京さくらトラム)。
この、「都電」のゆるさもまたいいのです。
雑司が谷駅目の前から乗車できるのは〈鬼子母神前駅〉。
三ノ輪橋~早稲田間を運行しています。
ゆっくりと走る小さな車体がかわいらしい。
細い住宅街を抜け、大塚駅や早稲田駅などのメジャーな駅から、こぢんまりとした駅まで街の様子は様々。
都電沿いは比較的家賃も抑えられるので、懐かしい雰囲気が好きな方はおすすめですよ。
雑司が谷は歴史と寺社の街
なんといっても、街の象徴は安産と子育ての神様を祀った「鬼子母神堂」
豊島区最古の建造物で、重要文化財にも指定されています。
参道には、樹齢400年超えのケヤキ並木がお出迎え。
夏は力強く青々しい葉をつけ、秋は橙色に染まった紅葉が楽しめます。
さあ、いよいよ本殿へ。
敷地内には、「上川口屋」という駄菓子屋さんがあります。
1781年創業の日本最古の駄菓子屋さんで、つまりは江戸時代からここにあるそう。
現在は、コロナ過ということもあり、閉まっていますが、通常時はきなこ棒やひもがついた飴など懐かしのラインナップが並びます。
私も以前来たことがあったのですが、わくわくが止まらず買いすぎてしまいました…!
リモートワーク需要も高まる
在宅でのお仕事が増えてきたからこそ。お部屋を見つめなおすのに欠かせない街選び。
仕事に行き詰ったら、気分転換へ外に出かける方も多いのではないでしょうか。
もちろん、公園もいいですが、それだけじゃないのが雑司が谷。
たまには、素敵なカフェや本屋でほっと一息ができる街。
あなたのお気に入りのお店を見つけてくださいね。
「豊島区立雑司が谷みみずく公園」
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〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3丁目15-20
「雑司が谷公園」
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷2丁目12-1
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広く開放的で、お昼はファミリーで賑わっています。
「アカマルベーカリー」
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷1丁目7-1
営業時間 11:00~20:00
定休日 木曜日
※売り切れ次第終了させていただく場合があります。
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昔も今も変わらない味と親しみが嬉しいパン屋さん。
クリームパンと出来立てのカレーパンを食べました。おいしい~!
「うぐいすと穀雨」
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3丁目8-1
営業時間
木曜日~土曜日 11:00~18:00(l.o.17:00)
日曜日 11:00~16:00(l.o.15:00)
定休日 月曜日~水曜日
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ヴィンテージ調の空間に、ベーカリーとカフェ、さらには雑貨を販売するショップを併設しています。
現在は、緊急事態宣言に伴い、休業中。
「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3丁目24-16
営業時間
平日 12:00~20:00
土日祝 10:00~22:00
定休日 火曜日・木曜日(イベント時臨時営業)
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コンセプトは「いつまでもいていい本屋」。
cafeやBARといった機能を持ちながら、ゼミなどのイベントを開催する書店です。
現在は、緊急事態宣言に伴い、休業中です。
さて、いかがだったでしょうか?
昔ながらの風情に懐かしさを覚え、都会の新しさを感じることができる街〈雑司が谷〉。
街を歩きながら、自分に馴染んでいく親しみやすさがなんだか嬉しくなりました。