R-STOREスタッフが街を深堀り!きっと住みたくなる街が見つかります。

神谷町

2014.05.22

神谷町

担当=岸田 真樹

「神保町」

ではありません。

「神谷町」です。

古書店巡りでもするのかな?
と期待して覗いた人は今すぐ戻るボタンをクリック!時間の無駄です!!

そんな間違えられやすくて可哀想な街ですが(同僚の一人がよく間違えてるだけかも)、実際問題、「どんな街?」と聞かれるとよく分からない…。
そんな人が多いのではないでしょうか。

東京メトロ日比谷線の駅の順番は、「霞ヶ関」「神谷町」「六本木」。
昼と夜、政治と遊び、という正反対の空気に挟まれた街。

今回は、そんなつかみどころの無い、「夕方の街・神谷町」をご紹介します。

「本お売り下さい」

駅を出ていきなり違和感。
TSUTAYAなのにブックオフ感。
なにこれ。と思いながら中に入ると、

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名著「デブで 悪いか!」(いじり めぐみ)

新品と古本を混ぜて売るという、古着屋さん的発想の本屋さんでした。
今のところ、23区内には神谷町と成城の2店舗しかないそうです(2014年6月現在)。
初めて知った。

ちなみに古本にはちゃんと目印があるのでご安心をば。

 

それでは、国道一号線を麻布十番方面にテクテク歩いて行きましょう。

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すると、良い意味で超異質な雰囲気の八百屋さん発見。

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レトロだなぁ…。
良いなぁ…。

聞いてみると、なんと創業○○○年!
って聞き忘れたからそのうち聞きに行こうと思ってたのに結局忘れてた…。

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八百屋さんの先で紹介してましたが、介護士さんのことを、今は「シルバーシッター」って呼ぶんですかね?
分かりませんが、足の短い人が来るのは間違いないと思います。

 

更に麻布十番方面へ進みます。

すると、さぁ到着しました、飯倉の交差点です。
神谷町をご紹介するにあたって、個人的に結構優先順位が高いスポット。

それはどうしてかと言うと、
なんと!「山の頂上」と「谷の底」が交わる交差点だから!!

…意味分かります?
要するに、「∨」と「∧」を上下に並べて、片方を90度ずらした形ってこと。

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写真だと伝わりにくくてモヤモヤする…。
右上と左下の間は「谷」に、右下と左上の間は「山」になっているのですが…。
うーん…やっぱり分かりづらい…。

機会があれば、是非一度見てみて下さい。
若干の感動が生まれるはずです。

そしてこの交差点に建つ「NOAビル」がまた超特徴的。

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見よこの男性的なフォルム!(変な意味じゃなくて)

ちなみに「フィジー諸島共和国大使館」が入ってます。
なのに民間企業も入ってます。
大使館軽視され過ぎでは…。

それからNOAビルのはす向かいのビルの1階にある「横浜屋」という喫茶店のマスターさん。
写真を撮ってた時に「今アップルパイ焼けたよ(^^)」って笑顔で教えてくれて有難うございました。
「後で行きます(^^)」って言ったけど、それが偽りの笑顔になるとはその時は思いもしなかった…。

 

ランチをしに、ちょっと駅方面に戻ります。

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鶏焼 鳥とも

遡ること30分。
外観からして美味しそうで、思わず立ち止まりました。

逡巡していると2組サッサッと入って行ったので、さらに逡巡。人気店疑惑だぞこれは…。
まだスタートしたばかりだったのでNOAビルの方まで浮気しに行きましたが、結局お前が忘れられなかったんだ…。

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焼き鳥丼/1,000円

ランチは全て1,000円で5〜6種類ありましたが、焼き鳥丼以外は全て売り切れ(メニュー撮り忘れちゃった)。
鳥ひつまぶしが食べたかったのに…。あの時入っていれば…。
と、2つ隣に座って満足そうにひつまぶしを食べているサラリーマンを恨めしく眺めましたが全く気付いてくれませんでした。

けど焼き鳥丼も美味しかったからいいや。
大盛りも無料で満足です。

 

腹ごしらえも完了して、街歩き再開。

国道一号線から一本入ったところに何やら大きめの公的施設が。

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「芝給水所公園」とはなんぞや。

右手の坂道を登って行くと、

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かなり広いグラウンド!

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東京タワー近い!

土地柄か、外国人の子供が多かったです。

 

国道一号線と反対側に降りると「幸稲荷神社(さいわい いなり じんじゃ)」という神社を発見。

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幸稲荷神社(さいわい いなり じんじゃ)

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おみくじ少ねぇぇぇぇえええええーーーーーー!!!!!!!!!!

底が見えるおみくじなんか初めて見ました。
お正月、さぞ儲かったんでしょうねぇ…。

 

疲れたので一休みしましょう。

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オシャレそうなカフェ発見!
「Le Cafe du Grand Bleu(ル・グラン・ブルー)」というらしいです。

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外国人がいるだけでオシャレだなぁ…。
そんなオシャレなカフェでお茶するワイもついにオシャレの仲間入りや…。

 

オシャレに休んでたら小腹が空いてきたので、そんな時に丁度良い「そば」を食べに。

前から行きたいと思っていたお店を目指して新橋方面に歩を進めます。
神谷町というかもはや虎ノ門だけど、どうせ虎ノ門をこのブログで紹介する人いないと思うし、関係ねーやってことで侵入。

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途中、「出世の石段」を上って

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下りて(下りたら意味ないのでは…)、

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オフィス街の中、ここだけ時間の流れに逆らったように佇む古い戸建てが現れます。

江戸三大蕎麦の1つ、「砂場」。
創業はなんと1872年…!

ただ外にメニューが出ておらず、値段が分からない…。
大丈夫かなぁ…めっちゃ高かったらどうしよう…。

と恐る恐る暖簾をくぐると、平均年齢60歳超えと思われるお客様方…。

えー怖い!
みんなお金持ちに見える…めっちゃ高かったらどうしよう…。
と恐る恐るメニューを見ると、ホッと一安心。
普通に1,000円以下のメニューもありました。
良かったー。

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安心したからビールも飲んじゃう。

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こういうお店はもっと量が少ないと聞いていたけど、そんなことも無かったです。
美味しかったー。

こんなところに好きなコ連れて行ったら、大抵のコは初体験間違い無し。
つまりポイントアップ間違い無し!(使って良いですよ)

ちなみに昔は店を出る時に暖簾で手を拭いていたそうです。
つまり、暖簾が汚い店ほどたくさんお客さんが入っている美味い店ってこと!
だから汚れてボロボロになってもずっと替えずにいたのであった…(このトリビアもあげます)。

 

さて、ポイントを上げた所でそろそろ暗くなって来ました。

グラウンドでもチラッと登場しましたが、この界隈は我らが東京タワー様が鎮座しておられます。
であれば、告白は自ずとそれが見える場所でとなるのは自然の流れ…。

ということで、いくつか挙げて行きましょう。
勿論、有効活用して頂いて構いません(使ったことないので勝率は不明)。

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【1】芝公園
まずはド定番の芝公園のこの道。
多くのドラマでも使われていますね。

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【2】増上寺横(結局ここも芝公園だけど…)
ここ、結構穴場だと思います。増上寺からの東京タワー。オススメ。
ちなみにクリスマスはライトアップされてます。
六本木とか表参道とかじゃなくて、変化球でここに連れて来るのもアリかと。

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 【3】東麻布児童遊園
こちらもおそらく穴場!
東京タワーのほぼ真下にも関わらず、入口の逆サイドなので全然人がいません。

「児童遊園」とは名ばかり。
夜は大人の顔を見せるぜコイツは…。

 

そして最後は夕飯。
と見せかけて、コーヒー飲んで終わります。
6年前位に通りかかって、それ以来ずっと「いつか行きたいなー」と思っていたお店へ。

こちらも「砂場」同様にメニューが出ていなかったけれど、目の前の公園から上半分を覗いた感じだと割と気軽に入れそう。

っしゃ行くぜ!
と思ったのが間違いでした。

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中に入ると、思いっきりレストラン。
明らかにレストラン。
写真以上にレストラン。

入るやいなや「ご予約の方ですか?」と。

こっちはコーヒーだけ飲むつもりだったので、

「コーヒーだけでも良いですか…?」と聞くと、
「コーヒーだけ…?(真顔)」と微妙な空気が一瞬流れる。

店員さんも戸惑いながら席に案内。
しかも一番良い席…。東京タワー丸見え。

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こんなアホみたいな客にすみません…。

全席に用意されていたシルバーとワイングラスとナプキンを片付け、

「コーヒーだけで宜しいんですよね…?(再確認)」
「はい…」

ちなみにこの時点ではまだメニュー見てません。
先に言ってしまうと、お会計までコーヒーの値段が分からずビクビクしてました(あえて正解は伏せておきます)。

後から分かったことですが、基本的には完全予約制、さらにコース料理がメイン(もちろんアラカルトも可)、電話番号は非公開、と場違いにも程がありました。
けど、お会計の際にウェイターの方が気さくに話しかけてくれて、一気に緊張が解けました。
こんなワケの分からない客相手にもきちんと名刺を差し出し、「お昼頃に目合いましたよね?(^^)」と(「砂場」に行く前に公園からちょっと覗いてたんです)。

優しい…!

今度はもっとちゃんと来ますね、と言っておきました。
というか、ちゃんと来たいので、ちゃんと来ます。

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入口の可愛いドア

店内写真が1枚しかないのは、その頃はコーヒーの値段が分からずビビって撮れなかったからです。

 

以上!

全体的に食べログ要素が強くなってしまいましたが、少しでも神谷町に興味を持って頂ける人が増えたら嬉しいです。
分かる範囲であればお会いした際にお答えしますので、お気軽に是非。

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