お久しぶりです。アールストア、「眼鏡の方」こと岸田光です。
今回ご紹介させていただく街は「池袋西口」
遊びにきたり、乗換えで通ったりはするけど、生活イメージと結びつきにくい街「池袋」
皆さんのイメージは下記写真のような感じじゃないでしょうか?
「夜の街」「チャイナタウン」「IWGP」「ブクロのキング」などなど。
ちなみに「ブクロのキング」は京都で学生時代一緒にバイトしていた仲間で、今は京都でイタリアンレストランやっています。
さてさて、池袋。そんなイメージがあったので僕自身、あまり来ることのない街だったのですが、ひょんなことから池袋西口に入り浸っております。そこで初めて知った池袋の魅力の一部でもお伝えできればと思います。
「池袋」についてまずお知らせしたいのは東西南北で全然印象が異なるということ。
今回紹介させていただく「池袋西口」はサンシャインビルとは逆側。立教大学のある出口です。
駅を出てすぐ目にすることが出来るのが「池袋西口公園」通称「IWGP」。
すごく平和な空気が漂っている気持ちよい広場。週末には関東最大級の古本市やマルシェなどイベントが頻繁に行われています。
隣接する東京芸術劇場前では週2回くらいのペースでストリートパフォーマーによる大道芸を見ることが出来ます。
なんとなく、中が気になったので東京芸術劇場に足を踏み入れてみました。
実は10フロアに分かれている広大な芸術劇場。コンサートホールだけでなく中・小劇場・ギャラリーなどもあり数多くの演劇・コンサート・展示会などが実施されています。
実は無料の展示会が行われていることもあります。建物自体もかっこ良いので散歩がてら立ち寄るのはありですね。
引き続き西に向かって歩いていくと大きな交差点にたどり着きます。
そこにあるのが「うどん・そば 君塚」
年中無休、24時間営業の立ち食い麺処です。この日も早朝7時30分にもかかわらず人影が。なんとこのお店「関西だし」と「関東だし」を選ぶことが出来るのです!これはポイントが高い。しかも13〜14時の間に来店すれば生卵又は、ゆで卵をサービス。本当にうれしい。実は温・冷・関西・関東と分けると297種類もの麵メニューがあります。毎日、来れちゃいますね。
このまま今度は北の方向へプラプラプラリと。目的は僕の好きなパン屋さん「みつわベーカリー」へ。
総菜パンが本当においしくて、ボリュームもたっぷり。夜中1時までパンを焼いてくれているのも嬉しいポイントです。
毎日店頭で小柄なおじさんがおすすめパンを教えてくれます。
購入したアップルパイは「BOOK AND BED TOKYO」のアルバイトスタッフに取り上げられて写真を撮り逃してしまいました。すみません。
ただ、お味は極上。程よい甘みと酸味のリンゴが生地に練り込まれたバターのコクにマッチして最高でした。
さて、さらにプラプラしてみましょう。すると路地裏にはちょこちょこ面白いお店や使えるお店が。
そうなんです。「池袋」と「日常」って今までイメージがつながらなかったんですが、じつはとっても使えるお店が多いのです!
食材にも困らず、普段使いの飲食店にも困らない。
その他に僕の日常で不足しているのは・・・、お散歩かな?
ふらっと立ち寄れる雑貨や洋服、本などがおいてある店(別に購入する訳ではないけどフラフラ店内に立ち寄って楽しいものを見つけるのが趣味です。)と緑ですかね?
それでは、探索を続けてみます。
まず見つけたのは「八勝堂書店」
ここ、本当に楽しいです。音源はジャズ、オーケストラ、歌謡、洋楽、サントラジャンル問わず揃っています。山ほど積まれているとはいえ整理もしっかりされているので見やすい。ちょこちょこ立ち寄って。お気に入りを見つけたら即購入。僕にとってはそんなお店になりそうです。
お次はお洒落なカフェ「MUSEUM」
ちょっと小腹も減ってきたのでランチでも食べようと入ってみると満席!!
「今日はランチ売り切れてしまったんです・・・」とお兄さんに告げられてしまいました。確かにおいしそう・・・。人の食べている姿を見て生唾ごくり。残念ではありましたが、店外にディスプレイされていた白の上着を購入。とってもかわいくてお手頃価格でした。今度はランチを食べに来たいと思います。
あきらめて、近くの「うどん河野」へ。
本場の炒り粉だしで食べられる讃岐うどんは池袋でここだけ。毎日お母さんが煮干しの頭と腑を手で分け分けしてくださってます。
道理で雑味のないさっぱりしたお出汁。最高です。
お散歩はさらに続きます。すると怪しいスポットを見つけてしまいました。
アールストアでマジックミラーを取り扱うのは2度目です。「ミステリー文学資料館」
世界でもミステリー文学専門の図書館はパリ以外にないらしいです。恐る恐る足を踏み入れると…、うん、資料館。
よくあるスチールの本棚に、とにかくミステリー小説が鮨詰め状態。でも、文豪の直筆手紙や写真などが展示されていることもあります。
この日は高杉彬光さんの展示会。お手紙のやり取りにも謎解きが仕組まれていたり、とても貴重なものを見れた気がしました。
実はこの近辺。ミステリー小説の出版で有名な「光文社」があったり「江戸川乱歩さんの生家」があったりと「本」にまつわる文化の根付いた街なのです。BOOK AND BED TOKYO の出店したビルも実は昔、本屋さんでした。
どこか、文化の香りがしたり、怪しい裏道があったり、文学の香りがしたり。色々な表情を見せてくれる「池袋西口」
最後は立教大学の校庭に立ち寄ってみました。
緑あふれる校庭でちょっと休憩しながら回想。
「ミステリー作家たちが紡いできた池袋の生活をこの若者(学生)たちはどんな風に引き継いでいくのだろう。」
無事に「緑」も「散歩スポット」も見つけることので来た僕は、この街がもっと好きになりました。
そして、もっと見続けたい街だと感じた一日でした。