愛しています。新宿三丁目。
私の最も愛する街新宿…の特に新宿三丁目。
約6年間私の通学通勤の乗り換えの要として活躍してくれた新宿三丁目。
超最先端の街のイメージなんですが、そんな新しいっていうだけの薄っぺらな街なんかじゃ全然なくて、知れば知るほど奥深く…!
今回はそんな新宿三丁目の「歴史あるもの。古いもの。」をテーマにご紹介。
最先端の街のノスタルジーを感じながらまいります!
さて、まず外せないのはやっぱりココ。伊勢丹。

斜め向かいからのアングルが至高。
昭和8年に建てられたとは思えないデザイン性の高さ!
最先端のファッションデパートですが、外観は重厚でクラシックな印象。
エントランスの細かな細工やシャンデリアも素敵です。
さて、伊勢丹でお買い物…もいいんですが、オススメは屋上。

見つけました。萌えフォント。
芝生や遊具もあってまさに都会のオアシス。

「伊」の存在感がすごい。
その一角にあるのはなんと神社…??

朝日弁財天。なんともご利益のありそうな。
ある僧侶から弁財天を伊勢丹の守護神として祀るようにアドバイスされて明治30年から伊勢丹を守り続けている神社なんですって。すごい…!
伊勢丹が三丁目にできた昭和8年からここにいるんだとか。
歴史あるデパートはなかなか面白いものがありますね…!

春なのでお花も咲き誇ってました。
さて、お腹がペコペコなので…ランチへ向かいます。
靖国通りを九段下の方面へまっすぐ行ったところに突如あらわれる「高いだろうな…」という水炊き屋さん。

奥ののれんが「げんかい食堂」への入り口。
の横をすりぬけると昭和3年から続く水炊き屋さんのメニューをお手軽に楽しめる「げんかい食堂」があります。
玄海に比べとってもリーズナブル。コスパ最強です。

石焼でジュワジュワいう音が食欲をそそるッ…!
定番なのは鶏飯。

秘伝の水炊きスープをかけて。スープは1回おかわり可能。大盛り無料です。
そして親子丼。

とにかく鶏肉がぷりっぷりなんですよ。たまごもじゅんっわ〜〜って感じです。
どちらも税込1000円という破格の安さ!
味はもちろん…最高です。
しかもちゃんと小鉢がついてくるところもいい。
他のメニューもどれも美味〜〜ですよ!
さてお腹も満たされたところで、私の好きな定番お散歩コースへ。
赤い社と桜の綺麗な花園神社。

お祭りの時には人がごったがえします。
酉の市が有名ですが、たまに境内で劇をやっていたりするのはご存知ですか?
今回もたまたま舞台の設置中。

前売り券あり〼
舞台は一度も見に行ったことがないので行ってみようかな。

桜が綺麗でした。ここでもR-STOREの繁栄を祈っときました。
さて、そのあとは裏手に回って吉本の本社の横を通り抜け。
元々小学校だった校舎をそのまま事務所として使っているんです。
なんとなく眺めていて楽しいのと、たま〜〜に有名な芸人さんと出会えたりするので定番。笑
花園神社と吉本本社の裏手にはノスタルジックの代名詞なの!?ってくらい雰囲気のある新宿ゴールデン街。

第二次世界大戦後から栄えてきたんだそう。木造長屋に飲み屋がびっしりと。
個性豊かな飲み屋さんが密集したかなりディープなスポットです。
路地は私道になっているので撮影は不可…。
昼間でもなかなか雰囲気があるのですが、夜はやっぱり格別。
敷居の低い文壇バーや催眠術バーなどがあるようで、ここを味わえたら本物の新宿通な感じがしますね。精進します。
さて、ちょっと一休みをするのに喫茶店へ。

まさに喫茶店!元は名曲喫茶です。
カフェじゃないんです。喫茶店です。サテンです。
元々は名曲喫茶だったという喫茶らんぶるへ。
三丁目のすぐそば丸井の裏手なのでご存知の人も多く、また行ったことない人も意外と多いのでは?

喫茶店といえばクリームソーダな私。
実は私も初めてでした。
あ!ドラマで見たやつ!

電話の着信音も期待通り「ジリリリリリ」でした。
ビロード地のソファにアンティーク調の店内。
ピンクの電話なんて久々に見た…!
店員さんの気だるさが尋常じゃなかったのもこの雰囲気ならなんとなく許してしまう…。
さて、一休みしたところでここを紹介したかった!ってくらい大好きな場所へ。

見るからに歴史ある建物。ドラマ「タイガー&ドラゴン」のロケ地でもあります。
正直ここにいれば一日中楽しめます。
昼夜入替の寄席が多い中、末広亭はなんと入れ替えなし。
大人3000円なのですが、何時間いたって、3000円。
落語や漫才やコントや手品や曲芸などいろいろな芸人さんが1日大体30組以上が出ているので、単純計算1組につき100円…?

1日のスケジュール。
椅子の席や畳の席もあるので、どこに座って見るかもポイント。
正面から見たところもまさに昭和!寄席!って感じで好きなんですが、裏手に回ると…

裏口っぽさ100点満点。
なんかきゅんとしません?
フォントといい、消えかけの文字とか…
こういう歴史を感じるところ大好きです。

落語にでてくる架空の人物(おとぼけキャラのことが多いです)の名前のスナック。

この色合いにこのネーミング。素晴らしい。
なんだか昭和な渋いところばっかりになってしまったので、もう少しオシャレなところへ。

少々入りにくさがありますが、素敵なものがたくさんです。
エントランスも屋根の赤いレンガもかわいいこちらは実はホテル。
お部屋もかわいいのですが、私が好きなのは1FとB1Fのショップ。

この中に運命の家具が見つかるかも…?
ヴィンテージの家具や小物、古着までも扱うお店です。
今回も素敵なテーブルとチェアに出会ってしまいました…。
給料日前だったので泣く泣く我慢し、(しかも結構値段も高かった…)さっき休んだばかりですがもう夕方!のみにいってきました。
やはり新宿といえば、新宿三丁目といえばたくさんあるバーや居酒屋さんやおしゃれなカフェ。
中でも一番のオススメに向かいます。

異様な雰囲気の歴史あるバー。
新宿「どん底」
おどろおどろしい名前、そしてそれに見合った外観や店内。笑

なぜこんな名前なのか…!フォントもどん底な雰囲気。
でもおしゃれでいつも賑わっていて店員さんもとても気さくで大好きな場所です。
まずは名物「どん底カクテル」通称「ドンカク」で乾杯。

チューハイのない頃からあるカクテル。昔は革新的なお酒だったそう。
大好きな卵黄の味噌漬けはなかったのでたっぷりチーズのかかったミックスピザと林さんライスをひとまずオーダー。

たっぷりチーズのミックスピザ。
料理は凝ったものではないですがシンプルに美味しい。

ハヤシライスではございません。林さんライスです。キャベツを牛肉をウスターソースで炒めてご飯にON
お酒もたくさんの種類があるので、いくら飲んでも飲み足りません。
友人と2人で飲んでいると、お隣の常連さんに声をかけられて一緒に飲むことに…!

御歳80歳の佐藤さん。とっても楽しい方でした。
店員さんもまじえて楽しい時間を過ごせました。
これも歴史あるバーの雰囲気がなせる技…!おしゃれなダイニングバーではなかなかない出会い。さすがどん底の底力。
古いものも新しいものもいろいろな年代の人や様々なものがつまった懐の深い新宿三丁目。
さらにもっと好きになりました。
皆様も是非新宿三丁目古いものツアーへいってみてはいかがでしょうか?