「鵠沼海岸」と聞いて、具体的な場所がパッと浮かぶ方は、どれだけいるのでしょう…
かく言う私も、神奈川県に生まれながら その魅力に気づいたのは割と最近。
初めて来たのは今から2年前でした。

2年前の写真。かき氷の名店「埜庵」がきっかけでした。
実は、素敵スポットが多数点在するエリアで、サーファーでなくとも楽しめることうけあい。
子供の頃から江ノ島には数え切れないほど行っていたのに、なんで気づかなかったのか…

片瀬江ノ島の一駅手前。
はい。大体みんな鵠沼海岸を通り越して、江ノ島まで行ってしまうんですね。
でも、だからこそ。「暮らす」場として、お勧めの街。

改札は1つだけ。上り方面ホーム側にあります。
駅前には全長500mほどの商店街があり、石畳の道が続きます。
スーパー、ドラッグストア、コンビニ、飲食店、クリーニング店から雑貨店まで。
幅広いジャンルが揃っています。

観光客はほぼ見当たりません。
暮らすとなると、まず気になるのは買い物についての情報。
スーパーはそうてつローゼンが8:00〜23:00まで営業しています。
ドラッグストアは駅前すぐ、大きめのクリエイトができました。営業は9:00〜21:00。
それ以外は個人系のお店が大多数を占めているのですが、みんな個性豊かで活気があります。

青果店・鮮魚店・精肉店のコラボ。

地元の野菜も並びます。

精肉店の揚げ物は最強ですよね。
「商店街」のイメージとはちょっと異なる、鵠沼海岸ならではのお店も軒を連ねます。

ひょこっとサーフショップが現れるのは、普通の商店街との違いかも。
土曜日限定でオープンする、 ちょっと変わったポテト屋さんもあります。
「片手で食べられる 丸ごとフライドポテト」が売りというお店。
小ぶりなじゃがいもをカットせず、ココナッツオイル100%で丸ごと揚げているんです。
KUGENUMA TORICOT/クゲヌマトリコ
https://www.facebook.com/kugenumatoricot/

土曜日限定でオープンする KUGENUMA TORICOT

オーガニックなポテト、美味しかったです。
STUDIO・LEON/スタジオ・レオン

建築設計事務所でもある、STUDIO・LEON

ショップにはセレクトされたアンティーク雑貨が並びます。
他にも、見ているだけでも楽しいお店がたくさん並んでいます。

みんなどことなく海っぽかったり、レトロだったり。
もちろん、地元で暮らす方向けのお店だけではありません。
がっつりとご飯を食べられるカフェは、海へ遊びに行く前に立ち寄るにも丁度良い。
Kabutos cafe/カブトスカフェ

鵠沼海岸駅 目の前のビル2Fにあります。
こちらのお勧めはデミグラスソースの料理。ハンバーグをいただきました。

ナイフを入れると肉汁が溢れ出します〜
DAYS KUGENUMA/デイズ鵠沼

商店街を江ノ島方面へ進んだ先にあります。

海辺らしいインテリアが可愛い。
エスニック系のメニューが豊富なダイニングバーで、ランチもディナーも楽しめます。

タコライス&ポテトの鉄板コンビ。
ちょっと軽めに済ませたいなという時は、テイクアウトのおむすび屋さんがお勧め。
商店街を抜けて、海の方へ向かう道中にあります。
KUGENUMA RICE/くげぬまライス
https://www.facebook.com/kugenumarice/

住宅街に突然現る、可愛らしい佇まいのお店。

定番から変わり種、さらにおはぎまで。豊富なメニューに迷ってしまいます。
朝は7:00〜営業しているので、仕事前に立ち寄るのもいいなぁ。
特別栽培米を、毎日使う分だけ精米して羽釜で炊いているというこだわりぶり。
和洋折衷なココナッツおはぎも大人気だそうです。

あっという間に到着。
さて、くげぬまライスさんを出て歩いていたら、もう海です。
駅からでも、徒歩7〜8分くらいでしょうか。

海日和。
この日は天気がよく、サーファーがたくさん。
ウェットスーツのまま自転車に乗って来る方、帰っていく方。
舗装された道があるので、純粋にサイクリングを楽しんでいる方もいたり。
ただふらっと、散歩をしている方も多数いました。

サーフボードキャリアの付いたビーチクルーザーも、たくさん見かけました。
マリンスポーツで疲れたら、カフェテリアで休憩。
ドリンク、軽食、ソフトクリームやかき氷も楽しめます。

とんびには要注意です。
この一帯は「鵠沼海岸公園」として整備されており、マリンスポーツをしなくとも、気軽に散歩に来れる雰囲気。
犬の散歩をしているおじいちゃんも多数見かけました。

写真は強風の日。閑散。
散歩も終えたところで、小腹が空いた頃にお勧めなお店へ行きましょう。
商店街まで戻ってきました。
7325 COFFEE/ナミニココーヒー

テイクアウトでも、店内でもOKです。

ほっこりと落ち着く空間。
ワンちゃん連れもOK ! キッズスペースもあり、赤ちゃん連れの方でも入りやすい優しい雰囲気。
この日は地元の方で賑わっていました。
私はチャイと揚げパンをいただき、ほっこり。
ほっこりぼんやりしていると、優しそうな店主さんから声を掛けていただき、渡されたのがこれ↓

ビーチマネーのガイドブック。
ガラスの欠片が波にもまれて角が取れ、石のようになった「ビーチグラス」。
それを海で拾って加盟店であるお店に持っていくと、ガイドラインにしたがって割引やサービスを受けられるという、まさに「海のお金」なのです。
海辺を綺麗にすることを目的として始まった活動ですが、遊び心もいっぱい。
今度海へ行く時には、ビーチグラスを探してみたいと思います!
最後に、外せない名店のご紹介を。
埜庵/のあん

商店街の一角を曲がってすぐのところにあります。
冒頭でも触れた、かき氷屋さんでございます。
真夏でなくてもかき氷。むしろ空いている春先にお勧めしたいお店。
1年中営業していますが、オンシーズンは行列必至の大人気店です。
この日は待たずに、すぐに入れました。

2017年4月現在のメニュー
日光・三ツ星氷室さんの天然氷を使用し、シロップにもこだわった贅沢なかき氷。

1Fのテラス席
1Fのテラス席の他、2Fにも室内・テラス席があります。
この日も平日ながら、室内席はほぼ満席。
店員さんに「テラス、寒くありませんか?」と優しく声を掛けていただきましたが、テントに囲まれているので暖かかったです。

ディスプレイのレトロなかき氷機と冷蔵庫
来ました、「Wいちご」。
練乳は元々付いていて、白玉はトッピングしました。
写真を見ている今もよだれが出そう…
なにがWなのか?食べ進めていくと、嬉しい驚きが。

中には果肉がごろっと入ったいちごゼリーが!
大変満足、満腹です。
時期によってメニューも変わるので、何度でも行きたい。
氷とはいえかなり食べ応えがあるので、先にランチに行くなら、軽めが良いかもしれません。
以上、まだまだ載せきれないものもありますが、鵠沼海岸エリアのお勧めスポットたちでした。
街を歩いて、お店を訪ねて、感じたのは人々の温かさ。
都心の雑踏に疲れたら、ほっこりしたくなったら、ふらっと訪ねたくなる空気があります。
まずは遊びに来てみてください。
そして住みたくなってしまった時には…全力でサポートいたします。