何故、今まで誰もこの街を取り上げなかったのか。。。
恐らくは色々なメディアで掲載されているので、ハードルが高いからでしょう。
敢えてそこに勇気を振り絞って飛び込んでみることにしました。
「あ。このお店知ってる!」は禁句でお願い致します。
先ずは手始めに駅前の象徴的なマンションのご紹介。
井ノ頭通り沿いの代々木上原駅南交差点にそびえ立つ「東高代々木上原ペアシティ」!
ヴィンテージマンションの中でも大好きなペアシティシリーズの1つですが、
とんでもなく良い立地に建っていますよね。
ここから今回のタウンナビをスタートしていきます!
とは言いつつも、できたら流行りのお店以外もないかと、街をあてもなくさまよっていると。。。
いきなり代々木上原っぽくない場所を発見!
女性はあまり好まないかもしれませんが、僕はこういうの大好物なのです。
◯大黒湯
〒151-0066 渋谷区西原3-224-5 / 03-3485-1701
営業時間 / 15:50~1:30
看板にはコインランドリーと書いてありますが、サウナ室も完備のちゃんとした銭湯です。
しかも、建物の裏には2台分の駐車場スペースまで用意されており、
代々木上原の立地にこんなノスタルジックな銭湯が残っていること自体奇跡。
熱海の温泉街に迷い込んだような気持ちになりました。
この圧倒的なドラム式洗濯機の数にも驚きますが、それ以上に目を引いたのはものすごい数のサイン。
すぐに分かるのは加山雄三とアグネス・チャンの他、具志堅用高や横綱の白鵬関との写真も飾られていました。
現役の著名人も訪れていることから懐古主義ではなく、
上原の人たちから愛されている場所だと感じることができます。
ビニールを被せたりきれいに額装したりしていないところが、とても良い感じですよね。
街を歩いていると以前はカフェだった店舗に空きを発見!
幡ヶ谷駅からまっすぐおりてきた道の突き当りで、よく目にしていた物件だけに驚きました。
帰ってデータベースを確認をしたところ、残念ながら募集は出ていませんでしたが、
こうやって街を歩いていて物件を見つけることも頻繁にあったりします。
駅構内には「Odakyu OX」や「KALDI」、駅前には「丸正」や「マルエツ」など、
意外とスーパーのラインナップも豊富な代々木上原。
山手通りの方まで足をのばせば「OKストア」も買い物圏内ですが、
オーガニックの商品をとりそろえたお店なんかもあります。
◯GAIA代々木上原店
http://www.gaia-ochanomizu.co.jp/shop/default.aspx
※HPでネットショッピングも可能
所狭しと並べられた商品は洋服から調味料、お酒など種類がかなり豊富。
僕自身はそこまで無農薬やオーガニックに拘りがあるわけではありませんが、
並べられた野菜などの生鮮食品は単純に美味しそうに見えました。
とにかく置かれている商品の種類が多種多様。
肉や魚以外であれば、ここでほとんど事足りるように思います。
それにチェーン店のスーパーでは、お目にかかれないような商品がほとんど。
珍しいパッケージの商品を見るだけで楽しい気持ちにもなりますし、
いつもよりも色いろな物を買ってしまいそうになります。
お店の中に入ってたくさんの商品を見ているうちに、
以前、このお店でカフェインレスのコーヒーやハーブティーを買ったことを思い出しました。
たしか妻が妊娠中のタイミングだったと記憶しています。
今はお酒やコーヒーも気にせず飲むようになりましたが、
お子さんの出産を機に上原へ引っ越そうとしている方にも良いお店だと思います。
インパクトはないけれど、駅前のS字カーブは僕にとっての代々木上原っぽい風景。
このカーブを曲がり切る前にコンビニが並ぶ、なんてことない町並みを思い浮かべます。
住み始めた街には必ず、そんな場所がありますよね。
朝ごはんを食べてこなかったため、そろそろお腹が空き始めました。
今日、ランチを食べる場所はすでに決めているのですが、
お目当ての場所に向かつつ、おすすめのお店を紹介していこうと思います。
飲食店紹介の前に先ずは駅前にある有名な古本屋さん。
◯Los Papelotes
http://lospapelotes.com/
店頭には「BRUTUS」や「POPEYE」、「& Premium」など、
人気雑誌のバックナンバーが並び、お店の前を通りすぎる度に、買った当時を思い出すこともしばしば。
僕ら世代には懐かしい「STUDIO VOICE」の表紙も顔をちらつかせているのですが、
調べてみたところ、2015年4月20日に復刊し、年2回刊行されているとのこと。
すっかり本屋へ足を運ばなくなってしまった自分を恥じつつも、とても嬉しい気持ちになりました。
◯按田餃子
http://andagyoza.tumblr.com/
言わずとしれた上原の人気店は、大抵2〜3人がお店の前に並んでいます。
ここの「香菜と胡瓜の餃子」が好きなのですが、焼いてない餃子のテイクアウトも可能なので、
並ぶのが苦手な僕は家で焼いて食べたりもしています。
◯Casa Vecchia
https://www.facebook.com/casavecchia2001/
すべて人気店なのでいちいち言うのをやめようと思います。
肩肘はらずにコース料理が食べられる大好きなイタリア料理店。
以前、僕の誕生日に妻がランチを予約してくれたことがきっかけで知ったのですが、
料理はもちろん、スタッフのちょうど良い距離感と接客が心地良かったのが印象的でした。
昼はコース料理だけでなくパスタランチなどもあるので、是非おすすめです。
味については言うまでもありません。
◯haritts
http://www.haritts.com/home/
古民家を改装した上原でも有名なドーナツ屋さん。
元は車で営業する移動式のカフェだったそう。
僕は代々木上原にお店ができてから初めて来たので意外でした。
店頭での販売はもちろんですが、イートインスペースもあるので、
買ってそのまま店内で食べるのがおすすめです。
◯山せみ
東京都渋谷区上原1-17-14 / 03-3460-6463
営業時間 / 11:00~14:00、18:00〜21:30
夏と言えばやっぱり蕎麦。そして日本酒。
お蕎麦を食べるときは、呑みたくなってしまうので休みの日が良いですよね。
板わさや蕎麦がき、卵焼きなんかをつまみながらダラダラ呑んで、蕎麦を食べて家でまた呑みなおす。
このお店はメニューも豊富なので、蕎麦に辿り着くまで満腹にならない様、注意が必要です。
◯社食堂
https://www.facebook.com/shashokudo
今日はここでランチを食べようと決めて、タウンナビの取材を始めました。
「BOOK AND BED」でも大変お世話になっている谷尻誠さんのオフィス
「SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd」の食堂も兼ねた店舗「社食堂」です。
見た目もおしゃれなのですが、注目はやはり“食堂を兼ねた”というコンセプトですよね。
お店に入ると先ず目に飛び込んで来るのは、中央に大きく陣取ったキッチンと店員さん。
キッチンを挟んで奥にオフィススペース、手前に客席が並んでいました。
初めてのクライアント先を訪れる様な緊張感で店内に入ると、
お店の奥では事務所のスタッフの方々が作業をしています。
これから食べるご飯のことよりもそっちの方が気になっている自分に気が付きます。
この社食堂のコンセプトを知って、真っ先にイメージしたのは大学の学食。
僕が御茶ノ水の美術予備校に通っていた頃、部外者でも学食でランチができることに驚き、
同じとはいかないまでも似たようなものではないのかとイメージしていました。
実際、注文をしてから食事が出てくるまでの間に感じたのは、
まったく別の2種類の人が同じ空間にいるのにも関わらず、当たり前に成立していること。
仕事でのやりとりの様子や声が食事の邪魔になることはなく、むしろ心地良い雑音の様。
おしゃれな店内のインテリアよりも、そのなんとも言えない空気感の方に心を奪われました。
定番の「サポーズカレー」「ふわふわ卵のおやこ丼」「薬味たっぷりの海鮮丼」の3品に加え、
肉と魚のどちらかを選べる「日替わり定食」がランチの全ラインナップ。
カレーにも惹かれたのですが、僕は「日替わり定食」を魚で注文しました。
主催のカジキのソテーは、ほんのり脂ものっていて火の入れ加減が絶妙のやわらかさ。
お肉は甘酢あんかけだったと思うのですが、やはり魚にして正解と自分のチョイスに満足です。
料理が美味しいのはもちろんだったのですが、スペースを兼ねるという面白さを体感できた今日のランチ。
店員の方も着席後、すぐに注文を聞きに来てくれる何気ないところにも好感がもてました。
料理の味や見た目以上にそういった心配りからも、お店の良さって伝わってきますよね。
代々木上原の案内があった際、次は写真を撮ることなど気にせず、この空間を堪能したいと思います。
◯東京ジャーミイ・トルコ文化センター
https://tokyocamii.org/ja/
「社食堂」を出てすぐに目に入ってきたのは、モスク(イスラムの礼拝堂)。
井ノ頭通りを車で通る度に気になるあの建物です。
建物には「見学はご自由に」という大きな垂れ幕がかかっていたので、
勇気をもって中に入ってみたのですが、その建物の豪華さと細工にビックリ。
寺院なので写真は外観のみ掲載しましたが、是非とも実際に行ってその目で見ていただきたい。
女性は礼拝堂へ入る際、髪を隠す必要があるため、ストールなどを持参いただいた方が良いです。
◯代々木フラワーマンション
東京都渋谷区西原1-7-2
カフェや夜に開店する飲食店は他でもたくさん紹介しているので、
上原から北に向かって上がってあるいていると、よく知っているマンションが見えてきました。
見た目は至って普通で築年数もかなり古いのですが、空けばすぐに満室になるほどの大人気。
内装が古いままの部屋はいまいちですが、リフォーム済みであればすぐになくなります。
恐らく人気の秘密は代々木上原と幡ヶ谷のちょうど真ん中に位置するその立地。
建物のすぐ隣には、毎朝、列ができるほど人気のパン屋があることも原因のひとつかもしれません。
◯カタネベーカリー
http://www4.point.ne.jp/~katane/accueil.html
幡ヶ谷に住んでいたときは、とにかくココのバゲットをよく買いにきました。
調理パンも美味しいのですが、やっぱりおすすめはバゲット。
値段も安いし、朝7時からやっているところも普段使いのパン屋にうってつけです。
日・月が定休日なのですが、よく間違えて店の前でがっかりすることもありました。
忘れる僕もどうかと思いますが、それだけ自分の日常生活の一部に溶け込んでいたってことですよね。
◯ELLA Records
http://www.ella-records.com/
カタネベーカリーから更に坂を登った、西原商店街の入口付近にあるレコードショップ。
突然ですが、皆さんは音楽をどんなメディアで聴いてますか?
僕は生意気にも数年前からレコードで聴くようになりました。
理由はダウンロードするよりも音楽を買っている感覚があるからです。
もちろん、耳障りの良い音質も好きではありますが、
昔のアルバムでも、新譜を買って聴くような気持ちになれるのが最高に楽しい。
今までは「ヤフオク」か「ディスクユニオン」でしかレコードを買ったことがない僕でしたが、
このお店が出来てからは頻繁にここで購入しています。
他のレコード屋さんに比べ、きちんとセレクトがされているので、
ぜんぜん興味ないみたいなレコードが少なく、それが見やすいし買いやすいのです。
荒井由実や山下達郎などの誰もが知っている名盤は、
ストックが何枚もあったりするところも嬉しい。
気になったのは鈴木茂の「バンド ワゴン」とRCサクセションの「シングル・マン」。
CDで持っていても、ついレコードが欲しくなるのが悪い癖です。
「シングル・マン」は発売当時のオリジナルを探していたのですが、
どうやっても10,000円はしてしまうので、再発でも1,500円ならぜんぜんありだよな。。。
視聴スペースもあるので、この写真が撮りたくて聞いてみました。
レコードはCDに比べて扱いが難しく、すぐに傷がついて音が飛んだりしてしまいます。
なので、中古のレコードはできれば視聴した方が良いのですが、
ここのレコードで状態がひどいものにあたったことがないので、普段はさぼってあんまりしてません(笑)。
結局、2枚ともご購入させていただきました。。。(取材と称した買い物)
◯wineshop flow
http://wineshop-flow.business.site/
ニッチなフリをして実はミーハーで流行に流されやすい僕。
レコードと同様にワインも大好きなで、ほとんど幡ヶ谷といっていい場所のここも紹介させてください。
特に流行の国産ワインが好みで、値段の高くないものを選んで楽しんでいます。
最近は子供がいるので、呑みに行く機会が減ってしまったからか、
このお店が出来たこともつい数ヶ月前に知りました。
グラスワインも豊富に揃っており、店内でも飲むことは出来ますが、
店名にも“ワインショップ”とある通り、お店の半分はワインの貯蔵庫。
詳しくないので、どれにすれば良いか悩んでいると、お店の方が丁寧に接客してくださいました。
地下なので初めての人は入りづらいと思いますが、ワイン初心者の方でも気兼ね無く相談できる感じです。
お店の方と少し立ち話をすると、よく行っていたお店の店長とも知り合いとのこと。
以前、幡ヶ谷に「キナッセ(閉店)」というお店があり、
安くて美味しいワインをたくさん教えてもらった思い出の店だったため、
その時点で勝手に僕の中での信用度が高まりまくりました(笑)。
先週ご案内したお客さんにもこのお店をお勧めしたのですが、
友人宅で飲む場合の手土産なんかには、ちょうどよいお値段のラインナップ。
自分で選ぶのも良いですが、このお店の場合はお店の方に相談するのが醍醐味なのでは。
想像と違った味わいだったとしても、次に行くときの参考にもなると思います。
ついつい3杯も飲んでしまい、子供を保育園へ迎えに行くにも関わらず、なんだかほろ酔い気分。。。
最後の何軒かのお店は代々木上原というよりも、かなり幡ヶ谷へ近づいてしまったことはご愛嬌。
元々が幡ヶ谷在住だったので、どうかお許しください。
それにはいくつか理由もあって、幡ヶ谷寄りの西原と呼ばれるエリアは、
代々木上原で部屋を探している方には本当におすすめ。
上原で見つからなかった場合は幡ヶ谷で探してみるのもアリかもしれません。
ご案内の際は、是非とも浅岡までよろしくお願い致します。