R-STOREスタッフが街を深堀り!きっと住みたくなる街が見つかります。

早稲田

2014.06.05

早稲田

担当=堀 正斉

「都の西北 早稲田の森に…」と始まる校歌。そう、早稲田大学の校歌です。

ちなみにこの都の西北の「都」というのは大学創立時の「東京市」を指していて、「西北」はそのロケーションを指しているとのこと。というまめ知識はさておき

今回は学生時代に慣れ親しんだ街、早稲田を取材してきました。

東西線の早稲田駅から降り、早稲田駅といえば早稲田大学!ということでまずは母校でもある早稲田大学へ。

 大隈銅像

この写真、良く見かけますが、誰だか分かりますか?

はい、そうです。大隈重信です。

早稲田大学の創設者の方ですね。もともとは東京専門学校という名前で1882年に開校しており、大隈重信が日本の近代化を推し進めるために、政党政治の実現と、人材育成が不可欠という信念のもとに作られたのだそう。

もともとイギリス流の政治学を中心とする学問体系から経済学、政治学を融合した政治経済学をの構築を目指した経緯があるためか、現在でも早稲田大学の学部の中での最難関は政治経済学部とされています。

大隈講堂

そしてよくあるベタな写真をもう一枚。

こちら、大隈講堂です。

入学式や重要な式典がここで行われます。雰囲気抜群の建物ですね!

ちなみに余談ですが、ここでは通称、隈飲みというイベントがあらゆるサークルでよく行われています。何をしているのかというと、ただただ大隈講堂の前で、ブルーシートを敷いてお酒を呑むだけです。でも、ライトアップされた講堂と緑を眺めながらの酒は最高です。

最近は警備員のおじさんの注意から逃げながら呑まなければならず、これも時代の流れなのかと感じております。

ちなみにこの写真には写っていませんが、実は大隈講堂の脇に小さな地下入り口があって、そこが大隈小講堂と言われていることはあまり知られていません。

大隈庭園

そこから少し横に目を向けて歩いて行くと、綺麗な庭園が見えてきます。こちらが大隈庭園。しっかり管理されていて、休園日以外は自由に出入り可能です。(この日は中に入れず。。。)

ここでゆったり腰を下ろしてランチ…なんていうのもいいですね。

さて、あんまり早稲田大学にフォーカスしすぎるのも申し訳ないので、少し街をぶらぶらしてみましょう。

早稲田駅周辺の特徴として

①   レトロな洋食屋さん、カフェが多い

②   意外に緑が多い

③   ついでに学生も多い

 

…最後のは冗談ですが、①、②は本当です。

ちょっと街をのぞきながら、検証してみましょう!

①   レトロな洋食屋さん、カフェ

早稲田大学から一歩出るとそこにはいきなり洋食屋さんが!

キッチンミキ

そうです。店内はこぢんまりと、早稲田生にも大人気、キッチンミキ。
こちらのコストパフォーマンスたるや、ハンパじゃないです!
キッチンミキに入ったらまず、定番のミキランチを注文しましょう。

ミキランチ

カツが2種類とカレーご飯、スパゲティとスープ、サラダが一緒に提供されて、なんと500円。
安いとしか言いようがない。唯一の欠点は店内が狭いこと。でもそれすらどうでも良くなってくるくらいオススメ。

オトボケ

こちらの キッチンオトボケは、早稲田生には知らないものはいないというほどの有名店。
(※ただし、味がおいしいかどうかは、ご自身の判断にお任せします。)

数年前にリニューアルされたんですが、メニューは健在。ジャンジャン焼き定食は午後の仕事(or授業)が手につかなくなるほどの味の濃さ。食べたらきっと眠くなります。
ちなみに、ここの店員は机の上で寝ているとのウワサも。笑

ぷらんたん

さて、写真のぷらんたんは、駅から徒歩3分、早稲田大学西門の目の前にあります。小さな喫茶店ですが、自家焙煎のコーヒーが飲めちゃったり、看板犬もいたりしてとてもいい雰囲気のお店。(うるさくするような学生があまり入ってこないのも特徴的。)そして1階はペット同伴での入店OK!!

お散歩ついでにお茶でもどうでしょう?

もちろん喫茶店ならではのケーキセットやランチもやってます。

カフェ

そしてさりげなく、こんなかわいいカフェもあったりします。なんかもう、早稲田に住んだら自炊しなくなりそう。

②   意外に緑が多い

早稲田駅の住所は新宿区になりますが、新宿駅周辺の高層ビル群とはまた違った風景を持つのがこの地域。

大学周辺に緑が多いのはそんなに珍しい話でもないですが、戸山公園、穴八幡など周囲に落ち着いた雰囲気のスポットがあるのは結構珍しいのではないでしょうか。

そんなわけで今回は穴八幡へ。

穴八幡

学生の頃は毎日のように目の前を通っていたのですが、実は中に入ったのは3回目。お昼に入ったのは初めてだったので、緑の綺麗な空間が広がっていてテンションが上がりました!

にわ

平日のお昼どきには境内の芝生でゴロゴロする人、ランチを食べる人、ベンチで本を読む人、各々の時間を楽しんでいて、それにもほっこり。

穴八幡はかつて、源家や徳川家から奉納を受けたこともあり、特に徳川家の流鏑馬奉納から始まる伝統は、毎年体育の日に「高田馬場流鏑馬」として戸山公園で行われているのだそう。

ちなみに余談ですが、ギタリストの亀田誠治さんも毎年穴八幡を訪れるのだとか。

…ということで、検証は終わり!

見事にどちらも予想通りでした!

 

早稲田って、学生街でもあるんですが、こういう文化的なことも沢山あるんですよね。バンカラな雰囲気と、伝統的な文化を引き継ぐ部分が混ざって、どこの街にも無い雰囲気を醸し出しているんです。学生時代、ほとんど毎日朝から夜までいても飽きなかったのはこの雰囲気のせいでしょう。

 

【おまけ】

早稲田松竹

こちらは早稲田松竹。映画館です。早稲田駅というより、もはや高田馬場駅寄りですが、やっぱり押さえておきたいスポット。

早稲田生に限らず、映画を格安に見るにはもってこい。通常の映画館よりも安い料金で2本以上の映画を見ることが出来ます。映画好きの友人は、週に3回ここに通っていたそう。ここは映画のチョイスもなかなかセンスがあって良いんです!

都電

早稲田駅は東西線だけでなく、都電も走ってます。レトロな雰囲気の車体は何だか心くすぐられる。早稲田〜三ノ輪橋という運転区間も渋いです。

ちなみに、早稲田駅周辺は、実は少し頑張れば近くに神楽坂駅(東西線)、江戸川橋駅(有楽町線)、牛込柳町駅(大江戸線)があり、通勤時に色々とルートを選べるのも便利。バスで高田馬場駅、渋谷駅にも行けたりするのもGood!!

自転車があれば都内どこでもスイスイ行けちゃう便利さもいいですね。

一度で良いから、ここで一人暮らししたいなあー。オシャレな城南エリアにも住んでみたいけど、人生のうち一度は、早稲田ライフを満喫したいと思っている僕なのでした。

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