やってきました、3回目の街ブログ!
今回は、埼玉を抜け出し、どきどきしながら東京23区内へ。
とは言え、やはり選んだのは、緑の生い茂る落ち着いた街。気取らずにのんびり歩ける街。
豊島区最東端の「駒込」です。
お仕事で何度か訪れたことがありますが、ゆっくり散策したことがなかったので、もっと知りたい!をテーマに散策してみました。
今回は、桜の時期に長蛇の列で断念した六義園にとにかく入りたい!ということで、北口からの散策に出かけてみたいと思います。
まずは駒込駅の紹介から。
1910年(明治43年)11月15日開業。
ICカードのSuicaが使えるようになったのは、2001年(平成13年)の11月18日から。
発車メロディは、「さくらさくら」
何を隠そう「駒込」は、染井吉野の発祥地であることから、地元の商店街が地域活性化の一環として2005年に実現させ、2005年と2006年は3月中旬から5月上旬までの期間限定で使用されていましたが、2007年以降は通年で使用されるようになり、何と!内回りと外回りでは曲のアレンジが異なるそう。全く気づきませんでしたが、皆さんも意識して耳を傾けてみても面白いかもしれません。
北口改札を出ると、早速駒込橋。
最初の架橋は明治36年(1903年)で、現在の橋は平成3年(1991年)に架け替えられたものだそう。
お写真には写っていませんが、橋の欄干には「富士と桜」が描かれており、昔は西側に高い建物がなければ富士山が見えたのだろうと言われているのですが、橋からの眺望はそれはそれは綺麗なものだったのだろうと思います。
南北線をご利用の方は、南口改札から。丸ノ内線の御茶ノ水駅までバスも出ていて便利です。
そうそう、この裏手にあるピザ屋さんがドリンク付きで500円で食べられて、駅前なのに混んでなくて密かに穴場です。
駅からたったの2分ほどで、六義園に到着します。
と言っても、見えているのは正門ではなく染井門です。
早く中に入りたかったのでショートカットしそうになりましたが、ぐっと堪えて正門までウォーキングすることにします…。
レトロな喫茶とコンクリ打ちっ放しの建物が軒並んでおり、面白い通りです。
このままバスで10分ほど進むと、東大の赤門に到着しますよ〜。
さて、早速寄り道して、前から気になっていたカフェへ。
*uzna omom(ウズナオムオム)駒込*
http://www.uznaomom.com/shoplist.html#komagome
11時台に滑り込めれば、はなまるうどんよりも早い驚異的な速さで出てきます!
カフェタイムは行列必須で、平日18時以降は、レモン駒込という何とも面白そうなコンセプトのお店に様変わり。
機会がある方は、是非。
早く中に入りたいのをぐっと堪えて…(パート2)
お隣に、あのアンパンマンを世に送り出した出版社があったので、これは良い子の為にもスルー出来ず…
1979年にNHKで単発テレビアニメとして「アンパンマン」初放送。
その後、1988年に日本テレビにて、「それいけ!アンパンマン」がテレビアニメシリーズとして放送開始。
あの「ウォーリーをさがせ!」もこちらの出版社なんですね。
久々に「それいけ!アンパンマン」が観たくなった方は、金曜10:55〜日テレさんで!
何と入園料300円。これは何回でも来てしまいそうです。
ちなみに、こちらから徒歩20分ほどの場所にある国指定名勝の旧古河庭園と園結びチケットとして販売されており、 50円お得な450円でお買い求め頂けます。
是非、TOWM NAVI巣鴨(http://town.r-store.jp/archives/9164)と併せてお楽しみください。
*旧古河庭園*
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
「シダレザクラ」は、「エドヒガシ」という桜の品種の中で枝が柔らかい為に、垂れながら成長していく種類です。
「ソメイヨシノ」よりも開花が早く、3月中旬に満開に。
昭和30年代に東京都によって植栽され、樹齢約70年・高さ約15m・幅約20mもあり、薄紅色の花が満開になると圧巻!
シーズン時には、1日で3万人もの方が酔いしれるのだとか。(来年こそ並ぶぞ!)
はぁ〜たまりません。
この景色が動画のように、何枚もシャッターを切ってしまいました…。(来週また来よう!)
ここで簡単に六義園のご紹介。
五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15(1702)年に築園した大名庭園。
和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の、いわゆる真ん中に池があってぽっかり築山がある日本庭園です。
園内には、和歌の浦の景勝や和歌で詠まれた名勝、中国古典の景観が八十八境として映し出されています。
江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入り三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となりました。
その後、昭和13(1938)年に岩崎家より東京市(群)に寄付され、昭和28(1953)年に国の特別名勝に指定された貴重な文化財です。
「日本三名園」とされている、兼六園(金沢市)、後楽園(岡山市)、偕楽園(水戸市)も大名庭園です。
当時、柳沢吉保が住む「六義館(むくさのたち)」がこの後方にあった為、館の正面であるこの場所が、一番の眺めと考えられています!
*兼六園*
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
*後楽園*
http://www.okayama-korakuen.jp/
*偕楽園*
http://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kairakuen01.html
池を眺めんがら、抹茶と上生菓子のセット(510円)を楽しむことが出来ます。
特に季節の花をかたどった上生菓子はお客様にご好評だそうです。お土産用にもみじ饅頭もありました!
スケッチをされている方や、背伸びをされている方…
どれだけ気持ち良いか、それだけで伝わってきますよね…
この記事を書きながら、またすぐに行きたくなりました!
イッツアスモールワールドを吹いている叔父様がいました。
気分は舞浜。
とっても幸せな気分になりました。
毎日いらっしゃるのかインタビューを試みましたが、とても気持ちよく吹いてらっしゃったので、泣く泣く諦めました。
会えた方は良いことありそうですね!
さて、染井門まで戻ってきました。またすぐ来ちゃうなこれは…。
*六義園(りくぎえん)*
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
*桜キッチンカフェ*
https://www.facebook.com/sakurakitchencafe/
六義園を出て、染井橋を進むと、北欧風の可愛らしいカフェが♩
シュークリームが有名なカフェですが、パスタなどもあってランチにも使えますよ〜
屋上もあり、とっても気持ちが良いカフェなんです!
本当に緑の多い街で、癒されます!
とってもレトロなアパートがあるなぁと思ったら…森永牛乳の販売会社でした!
その歴史は…
昭和26年に古瀬商店として、森永乳業製品の販売を始める。
昭和31年1に森永牛乳城北販売株式会社として設立。
昭和46年、宅配部門と卸し部門を独立。卸専門の販売会社となり、現在にいたるそう。
すぐ横に自販機があったので…
そりゃー買いますよね!
午前中だったこともあり、王道の牛乳を。
蔵は一般公開中でしたが、タイミング悪く入れず…
門は、腕木(うでぎ)と呼ばれる梁で屋根を支える腕木門と呼ばれる形式のもの。
当時は染井通りに面して建っており、丹羽邸内に移築した際と、染井通りにマンションを建てる為に曳屋(建物を解体しないでそのまま移動させること)した際の合計2回移動して、現在地に建っているそう。
蔵は、昭和11年の建築で当時は木造2階建てだったところ、8代目の茂右衛門が9代目の結婚の際に主屋の増改築と併せて、鉄筋コンクリート造りに建て直したのだそうです。
蔵の内部は、床は桧板を用い壁はモルタル下地に漆喰塗りで仕上げられています。特に1階の天井や梁化粧面取りなどには当時の左官技術が活かされています。
建築後70年以上が経過してしても尚、当時の姿を残していることが評価され、平成20年3月7日に国の登録有形文化財建築物になりました。
さきほどの森永牛乳でほっと一息。
卒業生が施したとみられる受け継がれるタイルたち。
こういうの良いですよね。昔校庭に埋めたタイムカプセルはどこ行ったかなぁ…
もう時期は終わってしまいましたが、桜の時期に撮っていたお写真を是非ご覧ください。
是非、桜の時期にお越しください。
*総本家 小松庵 駒込本店*
http://tenpo.komatuan.com/shop/komagome/
取材日は猛暑だった為、駅前まで戻って、六義園染井門の目の前にあるお蕎麦やさんでランチをして終了。
二八蕎麦もありましたが、折角なので贅沢に生粉打ちにしました。次は海老天せいろを食べたいなぁ。
ごちそうさまでした。
さて、今回の街ブログは初めから気持ちは決めていた通り六義園推しとなりましたが、季節に合わせてスポットを決めて楽しめる街です。
都心のパワースポットで有名な場所は沢山あると思いますが、ぼーーっと散策したい方には、シーズンオフの六義園をお勧めいたします。
体力と時間のある方は、是非巣鴨にも足をのばしてみてください。(TOWM NAVI巣鴨)
P.S.実はこの後、東洋文庫ミュージアムまで行ってしまいました。
自然を愛する方、次のお休みに是非。
都会のオアシスここにあり。