R-STORE内での地位がなかなか上がって来ない東京の東側。
密かにその評価を上げてやろうと、もくろんでいるスタッフは筆者だけではないはず。
西側がおしゃれなのは分かった!東側だって沢山魅力あるんだぞ!こんちくしょう!
ということで今回は、近くに住んでいるにも関わらず、実はあまり慣れ親しんでない千駄木を紹介させていただきます。
ところでここで問題です。千駄木、という地名の由来はなんでしょう?
①昔この辺りは雑木林で薪などを伐採しており、その薪の数が千駄にも及ぶことによる。「千駄」とは「たくさん」の意味で、「駄」とは馬1頭に負わせる荷物の量を「1駄」とした単位。「馬千頭分を超えるくらいにたくさん」に木があったから。
②太田道灌がこの地に栴檀(せんだん)を植えたから。
…正解は…
どっちもです!というか、正確には色々な説があり良く分かりません!笑
そして時を戻して現在。千代田線が通る千駄木駅は、大手町や日比谷のビジネス街へのアクセスも非常に良く、表参道、赤坂なんかも一発でいけちゃいます。何気にちょっと頑張って歩けば上野動物園もいけるっていうね。素敵な立地。
さて、今日は休日の朝から取材…!なので、まずはごはんでしょう。腹が減っては戦は出来ぬ。
と、いうことで、取材と見せかけてごはんを探すところからスタート!
そうとなれば谷中銀座。
ここは見逃してはいけません。絶対に。
まずは千駄木駅から出て信号を渡り「よみせ通り」を通過。
そして見えてきたのが… 待ってました谷中銀座!!
朝からテンション上がっちゃいます!
筆者、池袋や新宿、渋谷の人混みは大大大嫌いですが、こういう狭い商店街の人混みは嫌いじゃないです。不思議。
さあ、ごはんの調達ということで、まずはこちら。「肉のすずき」
……が、人気店過ぎて、既にこの人だかり。これはさすがに取材断念…!ごはんも買えず…。無念。。。
ここは、美味しい総菜が売っているお店です…。くそう…。
さて、気を取り直して奥へ進むともう1つ総菜屋さんが出現!!その名は「いちふじ」
並びも10名ほど。いざ隊列へ!
目の前に広がる唐揚げ、イカゲソ、コロッケ、焼きおにぎりなど豊富なメニューから自分で注文をするスタイル。
そして待つこと5分。ついに注文の順番が!
たこ焼き串×1=100円
野菜コロッケ×1=30円
焼きおにぎり×1=70円
合計:200円也。
…安っ。
なんで今までこの店に行かなかったんだろう…。(後悔)
※ちなみに、唐揚げ100gで100円、イカゲソも100gで150円という安さ。
もちろん、商品は店内で全て調理!
しかし店内は撮影禁止だったので、外観と、その商品だけ撮影しました。
(いちふじだけは紹介ページがなかったので、こちらをご参照ください。)
さて、お腹も満たされたので、もう少し街を探索してみましょう。
谷中銀座から少し外れ、岡倉天心記念公園の前までいくと、そこにはHAGISOというカフェ兼ギャラリーがあります。
HAGISOは、この近くにある東京芸術大学の学生のシェアハウス兼アトリエとして使われていた「萩荘」をリノベーションして、カフェとギャラリーを備えた複合施設に立て替えられたもの。
この日は12時からの開店でしたが、12時前から並んでいるお客さんが多数いらっしゃいました。
12時以降に来てたら30分くらい待つ羽目になってたかも…。なんて思いつつ、入店したので、この記事を書きながら、自家製ジンジャエールとサバサンドをオーダー。サバサンド、なかなかのボリューム感!
名刺入れにメニューが入ってて、ここにもアート感がしっかりと出ています。さすが芸大。
また、テーブルに置いてあるフリーペーパー形式のメニューのほうは持ち帰り可能。随所にセンスを感じます。
さて、食べてばかりではぶくぶく太ってしまうので、しばし周辺散策に。
少し谷中銀座近辺から離れ、東京芸大の方まで歩いてみます。
そこでまた、気になるお店を発見。それが、「tokyobike」
山を走るのが「マウンテンバイク」ならば、東京を走るのは「トーキョーバイク」。
なんとも簡単なネーミングですが、スピードを出すことよりも、踏み込んだ瞬間の軽さや坂をスイスイと上れる気持ち良さ、そういった感覚を「TOKYO SLOW」というコンセプトに落とし込み、そして設計された自転車が店内にずらり。店内に置いてあるフレームの色合いも、また絶妙です。
そしてなんと、1日1000円でレンタルサイクルもやっているのだとか!この日は生憎、予約でいっぱい。またの機会にレンタルサイクルをお願いしたいと思います。
お店も築80年、かつては酒屋さんだった建物を改築して使っているそう。
ちなみに、マフラーなど雑貨も置いていて、お手頃な値段で、かつセンスの光る商品が置いてありました~。また今度ゆっくり来よう。
さらに奥に進むと、SCAI THE BATH HOUSEが見えてきました。こちらは銭湯をリノベーションしたアートギャラリー。建物の雰囲気が、何とも言えない風情を醸し出していて、思わず1枚。銭湯の建物ってなんでこんなに素敵なんだろう~。
さて、ここまで結構テクテクと歩いてきたので、のどを潤すためにカヤバ珈琲へ。
…が、しかし…めっちゃ人並んでました。時間の都合上、入れませんでした(泣)
中に入れなかったので文章だけの説明になりますが、こちらは昭和13年ごろから創業を開始した、昔ながらの町家を使った喫茶店。
なんと建物は大正5年築。萌える…。一度は閉店の危機に追い込まれるも、店の再開を望む方々の熱意により復活したんだそうです。
現在でも(この写真のように)、客足の絶えないお店なのです。後でこのお店のことを色々調べてみましたが、休日はここでモーニングをいただく、なんてのもいいな~と。
さて、乾いた喉はアクエリアスで潤し、駅方面へ戻ると…。
今度は外観がキュートなお店がちらほら。
結構このエリア、小さな雑貨屋さんも多いんです。
1つ目のご紹介は、ガレ理ア。
こぢんまりとした店内。3人くらいしか入れない店内に、所狭しと小さな雑貨や食器が!グリーンを入れるための雑貨や、食器を売ってます。店内の写真、商品写真撮影はともにNGだったので、お店を遠くから撮った写真のみにしておきます。
そして2つ目。織物工房 le poliu(ル・ポワル)
こちらは織物や雑貨を扱うお店。小さいお店ですが、外観は外を通る人の8割くらいの方が2度見するほどかわいらしい。
僕も周りの人と同じく、2度見。そして中へ潜入。笑
店内をウロウロしていると、お店の人に声をかけてもらえたので、少しインタビューをさせていただくことに。
聞けばこのお店、織物や雑貨を販売するだけではなく、実際に織物を作る体験講座も開いているんだそうです。コースターからマフラーまで、4200円というお手頃な価格で出来ちゃうんだってさ!
てしごとでモノづくりをする店主さん曰く、この辺りはチェーン店が少なく、個人商店のようなお店が多い地域。だからこそ、お店のこだわりもそれぞれあって、それらが埋没せずに各々の個性が出ているのだとか。
…確かに。よく考えればそれは谷中銀座でも感じたこと。
色んなお店があって楽しいな、という感覚と同時に、各々のお店の個性を感じていたのだと。
豊かな気持ちで作られたものは、生活を豊かにしていく。そんなことを再確認させてくれるお店でした。
ここのお店、お手頃価格の雑貨もあるので、またフラっと来ちゃいそうです。
そして千駄木駅周辺を歩いていると、こんな素敵なあめ細工を売っているお店も見つけてしまいましたので、お店の看板、そしてオカメインコのあめ細工を載せておきます。
店名は「吉原」です。オーダーメイドあめ細工も扱っているとのこと。ちょっと変わったプレゼントになるかも!なんて妄想しておりました。駅からも近いので、是非一度訪れてみてください。
そして最後に…筆者のイチオシスポットをご紹介。
その名も…結構人 ミルクホール
ここはなんと…
「おひとり様専用」カフェ!!!
1人で勉強したい時
1人で考え事をしたい時
とにかく1人になりたい時(笑)
僕も利用させてもらっています!
店内は行ってみてのお楽しみ!ということであえて載せません。
ここのチーズケーキ、美味しいですよ!
ただし、最大の弱点は、非常に分かりづらい場所にあること。うまいこと、探してみてください。
まあ、RPGのレアアイテムの隠し場所…みたいな立地がまたいいんですけどね。僕的には。
そして最後に……実はここに載せられなかったお店も沢山あるので、千駄木近辺に住まれた場合、じゃんじゃん探検してみることをおすすめします!
沢山雑貨屋さんやカフェがあるので、デートにもいいですよ~。
こんなところで、今回は最近社内で流行っている、一点透視図法の写真でお別れ。
夕暮れの千駄木も、いいもんですね。それでは。