東京駅?!
そんなビジネス街なんて、、と思った方も多いはず。
そんなみんなの知らない”おもしろみのある街東京駅”を知ってもらいたくて、初夏の東京駅界隈を散策してきました。
テーマはずばり・・オトナの社会科見学。
ということで、まずはど定番のここから。
テレビでもおなじみ、国指定重要文化財 東京丸ノ内駅舎。
戦争で焼失したドームや屋根内装が2012年に保存復原され約100年前の歴史ある趣が再現されています。
普段何気なく通り過ぎてしまう駅改札ですが、改めて眺めてみると特徴的なデザインの天井と高い吹き抜けの迫力は圧巻。
完成から数年経った今でも、この駅舎にカメラを向ける人々が数名見受けられました。
そして、駅舎の外側へ。
やっぱり何度見てもいいですね〜この外観。
駅正面の工事中の壁が邪魔ですが、とっても素敵。
昔の日本にタイムスリップしたみたい。
そして後ろを振り返ると・・不思議な程にどどーんとまっすぐの広い道。
風の道と題されたこの空間は東京駅の再開発にあたって、ヒートアイランドをふせぐため皇居からの風を通らせるようにつくられたもの。
八重洲側の大丸がノースタワーとサウスタワーに分けられたのも、風の通り道をつくるためだったそうです。
ちょっとしたところにベンチが置いてあって,ビルだらけの東京駅駅前の憩いの場となっています。
そしてその右に進むと・・東京中央郵便局。
旧局舎の一部を保存した低層階部分とその後ろの商業施設KITTE。(隈研吾デザイン)
スタイリッシュなガラス面が特徴のKITTEも素敵ですが、やっぱり旧局舎のこの感じがたまらない・・。
ちなみに、屋上には東京駅発着の電車が見下ろせる屋上庭園。
小さな子供や鉄ちゃんが写真を撮ったりしていました。
ちなみに限定販売の切手やポストカードがとっても可愛い!!
なんだか地方の友人にお手紙書きたくなりました。(どうせ書かないんだけど)
せっかく丸ノ内に来たのだし、、とクリスマスシーズンにはイルミネーションが素敵な丸ノ内仲通りへ。
高級ブランド店やテラス席のカフェがずらりと並びます
・・休憩前にあと1件!
ということでロブションのカフェを横目に三菱一号館美術館へ。
店内は人が多くて写真が撮れませんでしたが、、ロブションのレストランと違ってス イーツやパンがお手頃価格でいただけます!
・・!と思ったら、残念な事に美術館は改装工事中。(泣)
でも、まぁいっか。食いしん坊な私の本当のお目当てはこっちのカフェだから。
(看板に自分が映っちゃいました・・不気味でごめんなさい)
赤いレンガの外装にレトロな内装が素敵なこちらのカフェ。
1894年から銀行として使われていた施設をリノベーションし美術館併設のカフェとして使われています。
この窓口で実際に銀行業務が行われていたというから驚き!(一部復元されたものも含まれます)
格子の窓からは風にそよぐ街路樹の緑。
重厚な天井は圧巻です。
ちなみにこちらで塩クレープいただきました。
紅茶とセットで1,000円くらい。
あっさりシンプルで美味しい〜。
ほっと一息ついたところで。
社会科見学なんだし、ということで皇居をチラ見。
観光客でごった返す二重橋からは早々に撤退。(ほんとに行列ができるほどのたくさんの人)
それにしても、皇居前広場ってこんなに広かったんだなーと改めて実感。
緑の生い茂る芝生のそこここにはのんびりと寝転ぶ人たちがたくさん。
気持ち良さそうです〜
室内でゆっくりとくつろぎたいという方にはこちらも。
重要文化財に指定されてた明治生命館。
一般公開されている営業室とラウンジでは、読書を楽しむ人やこの空間を楽しむ方々。
足音さえ響いてしまう程の静けさ、異世界です。
そろそろ思い出の場所へいこうかな、とちょっと足を伸ばして日比谷公園へ。
テレビでよく見るサラリーマン憩いの噴水広場を通り抜けて、松本楼へ到着。
有名店なのでご存知の方も多いかと思いますが、1903年にオープンした洋食の老舗。
結婚式やパーティーも行われていますが、洋食メニューとしてはカレーが有名で、毎年9月25日には10円でカレーが楽しめるチャリティーセールを行っています。
ちなみに普段でも880円と、この界隈では比較的お得な価格です。
テラス席から見上げる樹齢400年ともいわれる大きな大きなイチョウは日比谷公園の名物。
よーく見てみて、この人の小ささ!
イチョウの大きさ、伝わりました??
実はパワースポットらしいです。
パワーを感じたい方はぜひテラス席を。
それから、日比谷公園でご紹介したいところがもう1つ。
日比谷図書文化館。
大きな窓からは日比谷公園の緑緑緑!!
図書館内には東京をテーマにセレクトした本や文具を扱うショップと無線LAN完備のカフェを融合したお店があり、図書館フロアの本も持ち込んで楽しむことができます。ちなみに地下にはまい泉のかつまで食べられるライブラリーダイニング日比谷も。(まい泉のかつ、食べた事がない方はここでぜひ)
一日中のんびりと過ごせます。
たまにはこんな優雅な休日もいいかも〜
そして、丸ノ内側で最後に1つ。
今や定番の人気となった皇居ラン。
新丸ビルの地下に、皇居ランナーのための設備MARUNOUCHI Bike & Run 。
1回900円でキレイなシャワールームと更衣室(パナソニックのドライヤーやスチーマーも!)ストレッチルームが使えます。
駐輪場完備で、通勤前やお仕事後など多くの方が自転車で乗り入れて、皇居周りを走りにいっているそうです。
これがその駐輪場。
さすがにママチャリはどこを探しても見当たらなくて、高そうな自転車がずらりと並んでました。
こんなにたくさんの人が走ってるんだなー、と感心。
ちなみに、ここが皇居周辺の歩道。緑が多くて気持ちがいい〜
ちょっと早起きして自転車でピットイン!
ランニングから始まる気持ちのいい朝を迎えてみてはいかがでしょう?
ちなみに朝夕はかなりの人なのでご注意を。
すっかり丸ノ内側を満喫したところで、、八重洲側へもちょっと進出。
駅前は近代的な大丸のビルがどどーんと建っていますが、一歩裏へ入ると様子はがらっと様変わり。
雑居ビルがところ狭しと立ち並び、夜になれば陽気なたくさんのサラリーマンで賑わいます。
丸ノ内側と違って、この辺りは気取ったお店はほとんどなし。
でもお店の雰囲気なんて2の次だ、おいしければそれでいい!
そんなあなたにお勧めしたいお店を少しだけ。
もんじゃとお好み焼きのお店、もんじゃ会館。
かなり路地裏に潜んでます。
いわゆる普通の(ちょっと汚めの)もんじゃ屋なんですが、なぜか美味しい〜
カウンターに届かない程の背丈の店主と外人の女の子が焼いてくれるんですが、その加減がなんとも絶妙。
(電話で予約すると、名前の確認もせず予約の人数しか聞かずに電話切っちゃうようなせっかちなおじちゃん。平気でダブルブッキングしてきます。笑)
個人的には月島の有名店よりもここの方が美味しかったです。
ぜひお近くにきた時はお立寄を。
もう一個、ちょっと汚め系。
焼き肉屋一力。
八重洲に通勤してた時は上司によく連れて行ってもらいました。
新鮮なお肉がお手頃価格(自分で払ってなかったので実際のところよくわからないけど・・)でいただけます。
平日の夜はサラリーマンで大賑わい。
それからもうちょっと日本橋寄りへ進んだところにある、あなご専門店玉い。
昭和28年築、当初は酒屋としてたてられた建物を改装して店舗として使われています。
店内はお客さんでいっぱいだったので、写真は断念・・。
歴史あるいい感じの内装です。
もちろん穴子めしも美味しいですが、こちらのう巻ならぬ ”あ巻”がおすすめ。
あなごの甘いたれがかかってます〜
お昼時は行列ができることもしばしば。そんな時はおみやにあなごたっぷり太巻きもおすすめです。
そしてそのちょっと先にはたいめいけん。
ここ数年、オーナーシェフ茂木さん(あの黒い方です)のテレビ出演が多くさらに有名になりました。
昭和6年創業の洋食屋で、みなさまご存知オムライスがメニュー。
オムライスは2000円近いお値段するので、普段使いするにはちょっと高め・・。
コロッケランチ辺りは980円でいただけます!
こちらもお昼時は行列ができますので、ランチタイムを外した方がよいかもです。
・・とまだまだ紹介したいお店はたくさんありますが、長くなってきたのでそろそろ〆にキレイ目のお店を。
ご存知の方も多いだろう大好きなパン屋さん、MAISON KAYSER。
フランスの新聞 フィガロ紙にパリで一番美味しいと選ばれたクロワッサンが有名。
COREDO日本橋の地下に入ってて、ちょっとしたカフェスペースも。
いい薫りに包まれて幸せ〜
今日はたくさん歩いてもうヘトヘト。
美味しいクロワッサンを買って帰ることにしよっと。
ほんとのところ社会科見学と題したからには、国会議事堂とか、警察署博物館とか、日本銀行とか、いきたかったのですが、体力的も時間的にももう限界・・。
でも大人になってから尋ねてみると結構おもしろい東京駅界隈。
次のお休みの日は、普段通り過ぎてしまう大人の街、東京駅を散策してみてはいかがでしょう?
それではまた〜。