東急目黒線沿線、通称「ムサコ」。
東急東横線の武蔵小杉駅周辺のことを「ムサコ」と呼ぶ方もいますが、今回は目黒区と品川区のちょうど境目に位置する、「武蔵小山駅」周辺のご紹介です。
駅前は整備されたロータリーが。
目黒駅より快速で一駅、各停でも二駅の武蔵小山駅は、意外と知らない方が多いですが、東京メトロ南北線や都営三田線も直通と中心部にも割とアクセスのしやすい駅でもあります。
何より有名なのは、日本最大級を誇る駅前のアーケード商店街「パルム」。全長800mのアーケード街は、東京23区内では最長！長過ぎて出口が見えないほど…。
土日や夕方には通りが人で溢れるほど賑わっており、普段の生活には何も困らない（むしろ、ついつい買いすぎちゃうような、、）そんなお店が建ち並ぶとても庶民的な街です。
東西南北に広がるアーケード街。
さて。
この魅力溢れる商店街をすぐにでも紹介したいところですが、まずはちょっと駅から離れてみることに。
パルムのある駅東側とは反対の西側へ進むと、すぐに落ち着いた住宅街が広がります。その住宅街をぬけ、7,8分歩いたところでしょうか。今回ご紹介したかった「林試の森公園」に到着です。
「林試（りんし）の森」って、初めて聞くと、なんだろう？と思っちゃう名前ですよね。林を試す森…。
公園マップ。意外と広いです。
どうです、この樹木たち！！！
その名の通り、公園の敷地の大半は、明治33年開設されてから昭和52年度の筑波研究学園都市への移転まで林業試験場として利用されてきたものなんです。林業試験場時代の樹木を生かした整備を行い、都立公園として平成4年に全面開園しました。（と、物知り風に語りましたが、先程の公園マップにそう書いてありました…。）
都内にいることを一瞬忘れてしまいそうな、マイナスイオン全開なこの木々たち。整備されすぎていないこの雰囲気が個人的にとても好きなんです。何より、空気が違います！
山に囲まれた田舎町で育ったこともあり、すごく落ち着く環境です。自転車で公園の中を通ることもできるので、あえて遠回りして寄り道するのもオススメです。
所々にベンチもあり、平日でも読書している方をよく見かけます。木陰なので本も読みやすそう。
カモもいたり。
アスレチックや、広場もあったり。
土日はヨガ教室が開催されたり、フットサルをやっていたりと賑わっています。大きすぎず、小さすぎずなちょうど良い規模の公園。人も多すぎず、過ごしやすいです。
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さて、林試の森公園でのんびり過ごし、気持ちをリフレッシュしたところで駅前に戻ることにします。
パルム商店街には、大手チェーン店から個人でやってる小さなお店まで多種多様なお店が軒を連ねていますが、今回はその中でも気になった何店かをご紹介。
まずは、駅を出て一番に目に飛び込むお店、焼き鳥「鳥勇（とりゆう）」。
この美味しそうなにおい！においにそそられて、ついつい立ち寄っちゃう方も多いのではないでしょうか。（何を隠そうわたしもその一人）
お持ち帰りでも、その場で食べて帰ってもOK。ちょっと珍しいのが、自分で焼き鳥にタレをつけて食べるスタイルという点。お皿にたくさん盛られた焼き鳥を見ると、ついあれもこれも食べたくなりますね…。
焼き鳥は一律150円！
悩んだ結果、今回はネギマと砂肝を注文。わたしの地元福岡では、砂肝のことをズリと言うので、あえてズリと注文。（さすが鳥勇、通じました！）
その場で食べる場合は、目の前の焼き鳥を自分でとって勝手に食べてね〜とのこと。一律で150円なので、最後に串の本数を数えてお会計。なるほど、効率的。ちなみにお酒も飲めちゃいます。（今回は自粛しました…）
ねぎま。うまい…。
16時前にもかかわらず、お酒を飲みながら楽しそうにおしゃべりしているおじさま方や、2本分の300円をにぎりしめて走ってきた小学生、お仕事帰りにちょっとよって食べて帰る女性おひとりの方などなど… ひっきりなしにお客さんが。
いいですね、この雰囲気。これぞ商店街。
鳥勇意外にも駅周りには焼き鳥屋さんがたくさんあるので、色々行ってみてお気に入りを見つけるのも楽しそう！
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つぎにご紹介するのは、昭和な雰囲気漂うCAKE&COFFEE「王様といちご」。
ノスタルジックな雰囲気。
この界隈ではかなり有名なお店で、店内には有名人のサインがたくさん飾ってあります。本当かどうか定かではありませんが、ジャンボパフェ発祥のお店とのこと。昭和なアンティーク感のある店内のインテリアは、良い意味で古くささがあり、期待を裏切りません！
美味しそうなケーキやパフェをご紹介したいところですが、こちらは行ってみてのお楽しみ！（正直に言うと、一人で入る勇気がありませんでした…。友人とは何度か行っているので味は保証します！）
ケーキと紅茶orコーヒーセットで500円。ご飯ものもあります。
長ーい商店街なのできりがないため、ざっとお写真にてご紹介。雰囲気だけでも。
左上/プチホームセンターのようなマルセイ。ちょっと高めですが、なんでも売ってます。 右上/昔ながらのパン屋さん。 左下/スポーツ用品店。ワールドカップ一色に…。 右下/パルムの終わりの方にある八百屋さん。安かったのでトマトとズッキーニを購入。
まだまだ紹介しきれてませんが、何度行っても新しい発見がああり、飽きる事がありません！
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そろそろ武蔵小山に魅了されてきたとは思いますが、先述の通りとても庶民的な街なので、正直、街全体のオシャレさはありません…。
オシャレなお部屋をご紹介しているR−STOREとしては、オシャレスポットもご紹介したいところ。
そこで、アーケード街から少しそれてみることにします。
一本横に入った路地にも、アーケード街に負けず劣らず面白そうなお店がたくさんあります！
その中でも一際目立つこちらのお店、「TRANSHIP（トランシップ）」。
とにかくオシャレ！！
店先はグリーンで溢れていますが、オーダー家具の設計や空間設計・施行などもされているとのことで、店内奥には、ギャラリー兼打ち合わせスペースも。
『質感とディテールにこだわり抜いたアンティーク・リメイク・プロダクツ』をコンセプトに、熟練の職人の持つ感覚と、アンティーク素材の質感を大事にしながら、一つ一つ丁寧にリメイクされているとのこと。
うーん、こんな家具や植物に囲まれて過ごしたい。。
“素敵な家具が映えるお部屋”というコンセプトでお部屋探しするのも良いですし、“お部屋にあった家具を新調する”のも楽しそう。どちらにしてもお部屋探しやお引っ越しはわくわくするもの！ぜひ楽しんでもらいたいです。
なんだんか話しがそれてしまいましたが… 武蔵小山を訪れた際にはぜひ足を運んでほしい、素敵なお店でした。
わたしが高校から上京まで愛用していたものと全く同じ原付が！懐かしい…。
さて、ちょっと歩きまわって疲れたので、一息つくためにコーヒーが飲みたいところ。
さきほどのTRANSHIPのすぐ近く、駅から徒歩2,3分の「AMAMERIA ESPRESSO（アマメリア エスプレッソ）」。
アメリカスペシャルティーコーヒー協会が認定するカッピングジャッジの資格を持つオーナーさんがこだわりぬいた一杯をいただくことができます。エスプレッソだけでなく色々なメニューがあるので、コーヒー初心者の方でも行きやすいお店です。
店内には大きな焙煎機があり、店先まで豆の良い香りが！
豆の販売もされているので、お気に入りの豆を買って家で愉しむのもオススメです。
店内の大部分を占める焙煎機。存在感たっぷりです。
良い街の定義のひとつとして、おいしいコーヒー屋があることだと個人的には思っているので、改めて武蔵小山という街の良さを噛み締めながらいただいた一杯でした。
〜おまけ〜
大正13年からつづく武蔵小山温泉「清水湯」。通常の銭湯の価格で二つの天然温泉に入れるのでお近くにお越しの際はぜひ！
