「麻布十番」
言わずと知れた美味しいご飯屋さんが多い大人の街ですね。夜ご飯のイメージが強いですが今回はお昼間に散歩しに来ました。
レストラン・カフェ紹介にならないように住宅街などを歩きながら、僕自身がどんな街なのか知るために歩き回りました。
さて、出発です。
まずは麻布十番の目印とも言えるこの交差点。
このイメージもかなり強いですね〜。正直このイメージが強くて住みたいとは思ったことがないです(笑)
しかし、今回はもうちょっとリアルな麻布十番の住宅街へ行きます!
広尾の方に少し歩いていきます。
カフェ紹介にならないようにといいつつもカフェを多く通っていくので、一旦紹介しちゃいます(笑)
布十番で本格アジアン料理を楽しめるのが「Lau-Lau」です。オープンテラス席が開放的です。麻布十番でエスニックカフェを楽しみたいのなら、このお店へ!!
ベジタリアンカフェ「 イート・モア・グリーンズ」は、NYのローワーイーストサイドや、イーストビレッジに住む人達が日常的に利用する、ナチュラル素材をテーマにしたベジタブルカフェ&ベーカリー。
野菜をたくさん食べよう!がコンセプトのステキなビーガンカフェですね。
途中で気づいたのですが麻布十番はオープンカフェばっかり!タリーズだって、スタバだって、どこだってオープンカフェ。これはこの土地の絶対ルールなんだろうか・・・。(タリーズのオープンカフェは目の前が大通りだし、お洒落感もなくなんのためだろうか?と思ってしまった)
カフェ・ラ・ボエム
地元の人も使い勝手が良いからであろうか、よく利用していると聞く「ラ・ボエム」
個人的に本当に出店する場所が上手いな〜とビジネス目線で見てしまいます。
ハワイのコナコーヒーがいただけるチェーン店です。
コナコーヒーはコクがあって個人的にはココナッツと合わせたフレーバーコーヒーというイメージがあります。
・・・カフェ紹介をしてましたが、このエリアカフェも多くあまり紹介しても仕方がない気がしてきました。
一旦、麻布十番の街の憩いの場をちゃんとご紹介します!
麻布十番に訪れたことがある人は絶対通ったはず。
この街中にいきなり現れる公園?のような広場を。
平日はOLさんなどがお弁当を食べていたり、絵を描いている人がいたり、休日だとここで地元民の方が交流していたりとかなり地域に根付いた広場です。
日本ではなかなか見ないような広場ですね。
海外だとこういう広場は多いのですがね〜。街の景観をつくるにあたってこういう広場は大切です。
都市計画的にも大切!(と建築学生の時に授業で受けました)
ところでこの広場をしってる人でも、なんていう名前がついているか知らない人が多いのでは?
名前は「パティオ十番」と言います。
パティオ十番は1986年に完成したそうです。広場の一角には赤い靴の女の子「きみちゃん」の像があり、多くの人々にかわいがられています。「きみちゃん」のチャリティーは像が出来た1989年から絶えることなく続き、 2015年3月までに寄せられた浄財は、累計1304万円にもなり、世界の恵まれない子供たちのためにユニセフに寄付されているそうです!すごいですよね。
毎月第一土曜日には骨董市が開かれているので是非そのタイミングに合わせて訪れてみてください。
少しカフェのあるエリアを抜けて気づいたのですが、意外に麻布十番はヴィンテージマンションが多いです。
これはビンテージマンション×リノベーションという黄金タッグのお部屋もあるのでは?!と嬉々弾みながら歩いていると本当に雰囲気の良いヴィンテージマンションがいくつか・・・。
ここもまたヴィンテージ感たっぷり。緑がいいアクセントになっていますね。こういうマンションをリノベしたお部屋とかが僕はタイプなんですよね〜。
これなんか見てください!なんだこの外壁は!少し痒くなってしまいそうな気持ちになりりつつも、2Fの住んでる方の緑の育て方(もはや放置ですね)に関心したり。こういう味のあるマンションはやっぱり惹かれますね〜。
ヴィンテージマンションだけでなく、このようなザ・デザイナーズのマンションも充実。
麻布十番は駅前だけでもかなり幅の広いマンションが揃っていますね!意外と住む人の幅が広く許容のある街ですね・・・。
駅前のマンション密集地に大きな公園がありました。いきなり視界にどーんと入ったので少しビックリ。
「網代公園」といいます。
麻布十番商店街の近くにあり、付近の人々のオアシスとなっている公園です。園内の北側には、築山状に盛り上げ、前側に大型滑り台を造り、滑り台の下に防災倉庫を組入れ、有効利用しています。この築山は子供たちに人気です。また、子供から高齢者まで利用できる健康器具なども設置され、園内には、モニュメント「碧翔(へきしょう)」があります。
さらに駅から離れていくといくつかお寺が出て来ました。
そのうちの一つが曹洞宗の「興国山 賢崇寺」
境内には有名人の墓も多く、象徴詩人として日本文学の発展に貢献した蒲原有明、日本の動物文学の第一人者で、イリオモテヤマネコの発見で知られる作家の戸川幸夫、国学者久米邦武、洋画家久米桂一郎、作家宮地嘉六など。
お寺が多いのは僕の中でまた麻布十番のイメージが変わりました。
さて、ここからさらに行くと急な坂道が・・・。
「坂の東側にあった本善寺(戦後五反田へ移転)に七面大明神の木像が安置されていたためにできた名称である」とのこと。
そして、麻布十番は本当に坂が多いのです(知らなかった)大使館と坂でできている、は言い過ぎにしても本当に多い。
なので、ここから少し坂を連続で・・・。(タモリさんならテンション上がってくれるんだろうなぁ〜)
大黒坂。大国坂とも書きます。坂の中腹北側に大黒天(港区七福神のひとつ)をまつる大法寺があったために呼んだ坂名だそうです。
途中にシュールな光景を見つけました。よく見てくださいね。
立派なお寺ですね。ただ、それ以上に僕が目をひかれたのがバスケットゴール。
なんだか漫画のような設定ですね。
僧侶の子供がNBAプレイヤーを目指すといった漫画ですね(笑)
暗闇坂。樹木が暗いほどおい茂った坂であったそうです。名前の物騒さは半端じゃないですね。途中にはオーストリア大使館があります。
狸坂。人をばかすたぬきが出没したといわれています。旭坂ともいうのは東へのぼるためか。
最後の坂の紹介です。
日向坂。江戸時代前期、南側に徳山藩毛利日向守の屋敷があったそうです。由来は不明です。
この辺りはオーストラリア大使館があり、広々としたエリアです。
僕の大好きなヴィンテージマンションの秀和もあります。
さらにぐっと奥に離れると完全に住宅街にたどり着きました。
麻布十番の住宅街は坂の上なんですね・・・。足腰が強くなりそうだ。
しかし、それにしてもいい家ばかり・・・。
坂の上は一軒家が多く、駅に近づくほどマンションが多いのが麻布十番ということがわかりました。
一軒家エリアから気になった家をご紹介(結構テンション上がってました)
どうですか?すごいでしょ?こんな家が並んでるわけです。
ちょっとお金持ちぐらいじゃ住めないですね・・・。
みんな駐車場にはいい車ばかりだし、いい家といい車を見たかったら麻布十番の丘の上ですよ!
ちなみにこちらが一番僕のうっとりした車です。欲しいなぁ・・・。
一番上にくると、とんでもなく大きなマンションがありました。
そういえばこの近辺にくると、どこからも見ることの出来るマンションです。
近づいて初めてここにあるんだ!となりました。大きすぎてどこにあるか遠目だとわからないマンションです(笑)
そうして、今度は少し東から下ることにしました。
ちょっとまた高級住宅街に入ると、かなり素敵な道を見つけました!
レンガの壁どーんと広がり、白タイルの入口が見えるお店があります。
この通りが本当に素敵でした。近所だったら毎日通りたいですね!
また、東にいくと何かに導かれるように辿りつきました。
1995年5月、港区元麻布の丘の上、とある外国人の邸宅跡にゴシック風の礼拝堂を持つ一棟の建物が完成しました 。
最初は結婚式場としてのみ使っていたそうですが、経営陣が「神様の名で仕事をしているのだから、せめて、この建物を使って神様のためになることをしたい」と思い本格的に教会になったそうです。
今でも人気の結婚式場みたいです。
かなり心が落ち着くようなパワースポットでした。
一度礼拝に来てみようかなぁ・・・。
麻布十番の坂の上がこんな素敵な住宅街だとはなぁと思いつつ坂を下っていると、またいくつかヴィンテージマンションが。
やっぱり坂を下りるとヴィンテージマンションが沢山ですね!
そんな中かなり怪しいお寺が・・・。
入居者募集ともあります。どういう事でしょうか・・・??
怖いのでここは検索もせず、シュールな写真だけでご紹介です。
そんな中、完全にまた駅の方に近づいてくると素敵なリノベーション・コンバージョンのお店を連続で見つけました!
R-STOREスタッフとして見逃せません!
元麻布にある古民家をそのまま使った一軒屋の和食。かなりというか相当古い建物で、良い味出してます。
お店のホームページを見ると「その季節に採れる旬の京野菜を使ったおばんざいとすきやき、鴨なべのコースを アンティーク家具とジャズの流れる店内でゆっくりとお召し上がり下さい。京料理に合うワインも豊富にご用意しております」
なんですと?!京料理が食べれるお店なのか!
紹介文からしてお洒落すぎる!!是非、今度行ってみよう!
これまた古民家リノベでフレンチレスランにコンバージョンされたお店です。
このいうリノベ・コンバージョンは本当に素敵ですね。
新築には出せない味があります。R-STOREでもどんどんこういうリノベの家を紹介出来るといいな〜。
これまたリノベーション&コンバージョンされた靴磨き・修理の「スピカ」さん。
かなりいい雰囲気をもった佇まい。
場所はかなり分かりづらいですが・・・(笑)
ただ、ここはすごく有名でNHKでも特集されたことがあるほどです!
ファッションニスタを自称する僕には見逃せないのが靴磨き教室。
僕もかなり靴磨きはしている方ですが、本を読んで得た知識。おそらくプロの職人から直伝してもらうとまったく違うレベルになれるんだろうな〜。今度参戦してみます。誰か一緒に参戦しませんか?
さらにそのお隣のヴィンテージマンションにも素敵なお店がありました。
廃材から生まれる家具を作る「gleam」。
かなり素敵な佇まい。完全に気づいたら中にいました。
店内もかなり素敵でした・・・。
惚れ惚れする家具屋さんでした。
ここだけでもお腹いっぱい胸いっぱいなれるお店でした。
ここから六本木方面に抜けて自宅に帰ることにしました。
途中にこれまた素敵すぎるリノベされたアパートが・・・。
一番左は工事中でしたがアトリエか美容室になりそうな感じ。
その隣の緑の扉にはなぜか802号室。確実にここは1Fですが・・・。
さらに奥には黄緑の扉のお店と多種多様なリノベーションが集まった、いわばリノベの集合住宅(店舗)。
こういう古いアパートの再生は大賛成ですね!
すごく素敵です。
今回の街紹介は麻布十番でした。
僕がぶらり旅をして感じたのは、麻布十番にはかなり幅広い大人を受け入れる器があることです。
駅近くには古いヴィンテージマンション、離れると閑静な高級一軒家エリア。
どちらも素敵な大人が多く住んでいそうでした。
これが大人の街、麻布十番のリアルな姿なのか・・・と見方が変わった柳父でした。
最後に素敵な建築事務所の写真で終わりです。