今回、私が紹介する街は「後楽園」です。
後楽園といえば、遊園地と東京ドームがとても有名ですよね。都内にお住いの方や、野球観戦が好きな方でしたら、一度は来たことがあるのではないでしょうか?
東京ドームは後ほどご紹介するとして、はじめにご紹介するのは駅から歩いて7分ほどのところにある【小石川後楽園】です。 こちらの公園は、黄門様で有名な水戸徳川家のお庭であります。
元々は、三代目将軍家光から与えられた土地であり、関東大震災、東京大空襲など幾多の時代の返還を経て現在に至っています。この辺りは区のスポーツ施設が充実してるため、野球場やサッカー場などがあり、僕が小学校、中学校の時はこの辺りにある野球場で白球を追いかけていました。

こちらが小石川後楽園の入り口です。拝観料¥300です。

入り口を入ると眼前に庭園が広がります。朝の時間帯が混んでないのでオススメです。

庭園奥の橋なのですが、なんとも言えない美しさがありました。
植物を眺めながらお散歩することで、四季を感じながら散歩できる時間は、のんびりゆったりとした至福の時間です。

蓮池もありました。蓮の花を見れるのは初夏の朝ですので、約一年後ですね。

渡るより眺めているのがいいです。美しい形をしています。
こちらは円月橋(えんげつきょう)です。水面に映る形が満月のように見えることからつけられた名称です。徳川光圀の命により、明の儒学者である朱舜水が建設しました。当時の姿を留める貴重な建造物ですが、残念ながら現在は老朽のため渡れません。ちなみにこの円月橋、我が国初の石造アーチ橋隣っており、橋ファンにはたまらないスポットとなっているとかいないとか…。

会議、同窓会、お茶会などにどうでしょう。
こちらの庭園内には集会所(涵徳亭)があり、庭を見ながら会議、同窓会、お食事会などに利用することができます。

この廊下も素晴らしいです。

こちらの「日本間」の利用料金は¥2,100と、とてもリーズナブル。
《涵徳亭》
管理所の真向いにある涵徳亭は大小6つの部屋がある集会施設であり、使用日の6ヶ月前から管理所窓口で仮予約を受け付けているそうです。電話(管理所:03- 3811-3015)
利用時間帯 昼の部12:30〜16:00 夜の部17:00〜20:30
使用料 (昼夜共通3時間30分)
洋室 広間 定員 40名 5800円
洋室 円月・不老・蓬莱 定員 各15名 2100円
和室 別間 定員 20名 3900円
和室 日本間 定員 10名 2100円
お弁当を持って、お部屋を予約してのんびりゆったり昼寝なんかしたら最高じゃありませんか?

こんなに大きなカマキリがいました。
公園の周りを公園沿いに歩いて行くと黄色いビルが見えてきました

この辺り今は閑散としていますが、開催日はちょっぴりガラが悪いです…。

こちらにレース結果が張り出されます。
ローラースケート場、バッティングセンター、ボーリング場、

バッティングセンターになっていて、硬球を打つこともできます。
ウィンズ後楽園を左手に、そのまま建物沿いに歩いて行くと、
こちらが【東京ドーム】です。

懐かしいです。いろいろな記憶が蘇ります。

この骨組みもよくよく見ると綺麗です。

正面ゲートには長嶋さんと王さんのレリーフがあります。
さて、お腹が空いたので後楽園駅中にあるマクドナルドで腹ごなしをして、マクドナルド正面にあるシビックセンターの紹介に移ります。

こちらがシビックセンターです。もうね、恐竜にしか見えないんです本当…。
シビックセンターは、バブル経済時代に計画が公示され、当時としてはかなり豪華な造りだったそうです。がしかし、着工寸前にバブル崩壊となってしまい…。計画変更の声が色々なところで出たのですがそのまま1999年に完成となりました。当時としてはいろいろなところから批判されたらしいです。

一階では秋の展覧会が開催されていました。
早速ですが入ってみましょう。こちら、基本的には区役所なので役所としての役割を持っているのですが、一階はギャラリースペースとしての役割があります。当日は、秋の絵画展が行われていました。芸術の秋といったところでしょうか。僕も絵を描きながらのんびり余暇を過ごしてみたいなと思いました。
エレベーターに乗り26階の展望室(無料で開放)へ。

26階からの景色はとても綺麗です。

東京スカイツリーも見えるんです。

空が青いです。

中の吹き抜けがかっこいいです。近未来映画のようです。
エレベーターの速度が早くガラス張りなので高層階への昇降がすこし怖いのでお気をつけください。
次は、こんにゃく閻魔様の紹介です。

「こんにゃく閻魔」素敵な名前です。
こちらに祀られている閻魔様ですが、右目部分は割れて黄色く濁っています。
それにはこんな言い伝えがあります。宝暦年代のころ(1751年~1764年)、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願を行ったところ、夢の中に大王が現れ「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、ひとつを貴方に差し上げよう」と言われたそうです。
満願の日に、老婆の目は治りました。以来、大王の右目は盲目となりました。老婆は感謝のしるしとして好物の「こんにゃく」を断ち、それを供えつづけたということです。このことから、源覚寺の閻魔さまは「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになり、眼病治癒の閻魔さまとして人々の信仰を集めています。そのため、目の病気を治したい方々が参拝に参るそうです。
自分の目をくれるなんて、優しくて不思議な閻魔様ですね。

お守りやお札が並んでいます。

こんにゃくをお供えするのがここのルールです。

閻魔様の目にご注目です。おっかないですね。

遠くからもうっすら確認できます。
さて次に、彦坂肉店に来ました。
こちらは、こんにゃく閻魔様のほど近くにあり、昔から惣菜を買っては食卓に並べていました。
が、実は商店街の再開発のため今月で無くなってしまうんです。今後再開するか否かについては今の所未定なのだそうです。
軟骨の唐揚げがとーっても好きだったんですが残念です…。
今回の街ブログは食べ物無しで行こうかと思ったのですが、彦坂肉店がなくなることが本当にショックだったので掲載を決めました。

年季の入った看板がとてもかっこいいです。

ショーケースは二つあります。

今日はメンチカツを買い食いしました。軟骨の唐揚げは明日食べます。

所狭しと揚げ物が並んでいます。揚げ物天国です。

レジは木箱です。渋いです。
これでおしまいです。いかがでしたでしょうか。
後楽園には他にも礫川公園や、貧乏神が祀られている北野神社や、ラクーアなどがあり散歩をするのにはとても良い環境です。
また、文京区は坂の多い街として有名ですが、坂は慣れます。治安も良いですし、なにより周りの住人が付かず離れずちょうど良い距離を保ってくれているので、とても生活がしやすい街だと思います。
住めば都の文京区。
ぜひ一度住んでみてはいかがでしょうか?