中央線西エリアの街、「国立」をご紹介します。
何を隠そう、私の地元です。
最近実家のある国立に戻ってきたのですが、意外にもどんな街か知らないな・・
と思い、国立をピックアップしてみました。
まず国立は、「こくりつ」ではなく「くにたち」と読むのでお間違いないよう。
「国分寺」と「立川」に挟まれているから国立と名付けられたそうです。
(割と安易ですね。)
1950年代人口が増加し、隣接する立川に米軍基地ができて駅前にいかがわしいお店が増えたこともあって、
駅周辺の環境が悪化しつつあったそう。
街の環境を守ろうと声をあげた国立市民は、文教地区指定運動をはじめ、
1952年に東京で初めて「文教地区」として指定されました。
駅前に広がる緑豊かな並木道、ゆっくりと穏やかな雰囲気がずっと守られているのは、
昔の国立市民の運動あってのことなのですね。
国立駅は南口、北口と分かれており、南口側が店舗などが建ち並ぶメインエリア、北口側が閑静な住宅街が広がるエリアとなっています。
南口を出て正面にまっすぐ続く道は、「大学通り」という国立のメインストリート。
約170本の木々が道路脇にならぶ並木道となっており、春には桜が満開となり、新東京百景に選ばれるほどの美しさです!
あ〜早く春こないかな〜。待ち遠しいですね。
そんなゆったりとした雰囲気の大学通りをテクテク歩いていると、見えてきました、「一橋大学」。
校内にお邪魔すると、味があるんですよね〜建物が。
中には戦前に建てられた建物が未だ現役で使われており、ロマネスク様式で建築されたものや、
登録有形文化財に指定されている建物もあるそう。
緑に囲まれた静かなキャンパスのため、勉強をするのにはぴったりな環境です。
国立の街を歩いていると、アンティークでレトロな雰囲気のお店をよく見かけます。
こちら国立駅からすぐ路地に入ったところにある、「ブランコ通り」。
国立のご婦人が通う服屋さん、ギャラリー、手芸屋さんなどが並ぶ素敵な小道です。
その中に「ロージナ茶房」という国立一老舗の喫茶店があります。
ドリンクメニュー、フードメニューの種類が豊富で、ボリュームがあるので、男性や学生も多く見られます。
雰囲気は昔のヨーロッパにタイムスリップしたかのようで、クラシック音楽が流れ、壁にはずらっと絵画が並べられています。
いい意味で年季が入っている食器やテーブル。
これぞ他にはないオリジナル要素を感じて、うずきます。
私がオーダーしたのはロージナ名物「ザイカレー」!
このカレーとっても辛い、だけどやみつきになる旨さ。
国立に来た際は是非お試しください。
さてさて、今度は国立駅から南東に伸びる「富士見通り」に行ってみましょう。
ここ数年でお洒落なカフェや雑貨屋さんが着々と増えています。
その中でも特に気になったお店をピックアップ!
まずは、籠屋さん「カゴアミドリ」。
世界中でつくられた様々なカゴを集めた、なかなか珍しいバスケット専門店です。
店内には目移りしてしまうくらい素敵なカゴがたくさん。
世界中のかご編み職人がハンドメイドで作ったこだわりのカゴが集められたセレクトショップです。
自然衣料・雑貨店の「SAP」
身体や環境の優しい天然素材のみを集めたこだわりのショップ。
お店はとてもアットホームな雰囲気で、お店の方が冷え性や乾燥が悩みの私の相談に乗ってくれ、
結局40分くらい居座ってしまいました。w
足元を温めるシルク&ウール素材のソックスをゲットしました。
そして早速その場で履いて帰りました笑 肌触りがよくて気持ちい〜。
「裏国立」といわれじわじわ注目され始めている、国立駅北口にも素敵なお店が増えています。
まずは、くにたち野菜直売店の「くにたち野菜 しゅんかしゅんか」。
国立の南部に農地がありますが、その数は過去20年で半減しているそう。
そんな中で「国立に農地を残し続けていたい」という想いで、毎日朝どれの新鮮野菜を売っています。
やっぱり国産、さらには地元産のとれたて野菜が食べられるのは嬉しいですよね。
地元の野菜をふんだんに使ったレストランも駅周辺に複数できていたので、今度行ってみたいと思います。
北口に横並びで古道具、アンティーク家具、雑貨屋さんを次々発見。
こんな場所があったのか、と新たな発見でした。
さて夜も更けてきたので、夕飯にしましょう。
色々行きたいところがありましたが、選んだのは「いたりあ小僧」。
創業約30年の地元の人たちに愛されるスパゲッティ屋さん。
洋風レトロな雰囲気が漂う味のある空間です。
白の長い帽子を被る数人のコックさんがこなれた様子でスパゲッティを調理しています。
具沢山というわけではないのですが、麺がとぅるとぅる&絶妙な味付けで、おいしい。
メニューも豊富なので、何度でも通いたくなっちゃいます。
騒々しさがなくて程よく賑わっており、桜が自慢の緑豊かなまち、国立。
時間がゆったり流れており、暮らすのにはとってもいい場所です。
都心まで出るのに少し時間はかかりますが、新宿や東京などに乗り換えなしで行けてしまう意外に便利なベッドタウン。
「西の新宿」と言われる隣駅の立川に出れば生活に必要なものは全て揃うので、わざわざ都心に出る必要もありません。
(私の買い物はほぼ立川で済ませています。)
まだまだこのエリアの物件数は少ないですが、
これからどんどん物件を増やしていくので、お楽しみに!