R-STOREスタッフが街を深堀り!きっと住みたくなる街が見つかります。

北品川

2014.06.06

北品川

担当=田中正美

つい先日JR東日本が山手線30番目の駅として品川―田町間に新駅を作ると発表されました。
そんな品川のお隣にある少し落ちついた「北品川」を散策してみました。

地図を見ると品川駅の南側に位置しています。なぜ「北」品川?

その答えは品川駅は港区なんです。
北品川は品川区の一番北に位置しているため、北品川なんですね。

3つの商店街

そんな北品川には旧東海道を中心に3つの商店街で構成され、多くの老舗が点在しています。
また、30ものお寺があり、古くから宿場町として栄えた場所でもあります。

お寺

30ものお寺が古くから―と先にも書きましたが、古くは品川寺(ほんせんじ)の創建806年からはじまり、多くのお寺が1200~1300年代に創建されたそうです。

歴史的にも貴重な街である北品川。
全部をご紹介はできないので、少し歴史をおりまぜながら北品川駅から続く宿場町「品川宿」をご紹介していきます。

皆さんも一度は耳にしたことがある「東海道五十三次」この東海道五十三次とは、
江戸時代に整備された五街道の一つ、東海道にある53の宿場の事を指し、日本橋を起点とし、1番目の宿場が品川宿(北品川)なんです。

 まずはそんな宿場町らしく、北品川では有名な「ゲストハウス品川宿」さんに行ってみました。

品川ゲストハウス

「ゲストハウス品川宿」さんは、JR「品川駅」から徒歩12分、旧東海道沿いの風情ある宿場町「品川宿」に位置するゲストハウス(バックパッカー向けの簡易旅館)です。
国内はもとより、海外のお客様の日本旅行の拠点としても多くの方に利用され、人気の宿のようです。

そうそう、北品川と言えば忘れてはいけないのが・・・

品川女学院

「品川女学院」!

まえにカンブリア宮殿か何かで、現在の6代目校長の「漆紫穂子(うるししほこ)さんが出ていて、一時は廃校寸前までいった学院を大胆な改革を行い人気の学校にしたという話が特集されていました。そんな品川女学院には高校の途中まで山口百恵さんがいたり、桜田淳子さんや大石恵さんなどの有名人を輩出しています。最近ですと広末涼子さんも、ここの卒業生とのことです。

 さてさて旧東海道沿いに戻りますよっと。

商店街を歩いてると、ちょっとオシャレな八百屋さんが目につきました。

八百半商店

こちらは野菜ソムリエさんが居る「八百半商店」さん。
旬の野菜はもちろん、自家製のお漬物が人気のようです。野菜ソムリエさんがいる店って何かいいですよね。
「今日は何がオススメですか~?」
「全部オススメだけどね~!その中でも人参とジャガイモがいいよ!肉じゃがなんかどーですか?」
そんな会話ができそうです。(笑)

なんて会話を妄想しながらてくてく歩くと近くにある電柱に・・・

ここは海抜6.8m

「ここは海抜6.8m」!これって低いんでしょうか、高いんでしょうか?たしか海面からの高さを表してるんですよね。

旧東海道をずっと歩くつもりだったのですが、ちょっと横道にもそれてみました。
そしたら、まだあるんですね・・・品川に銭湯が。

吹上湯

「吹上湯」さんでひとっ風呂したいところでしたが、この日は仕事の合間に町を散策していたので泣くなくあきらめました・・・。
また今度こよう!銭湯に入った後に飲むコーヒー牛乳は格別です。こんなこと書くと年がばr・・・。

そうそう。この北品川を散策したのは6月上旬だったのですが、ちょうど「品川神社例大祭」というお祭りの前日だったので、お神輿の準備をしていました。

お神輿準備中

品川神社例大祭は品川宿の方にとってはとっても重要なお祭りで、神輿を担ぎ3つの商店街を練り歩くそうです。
江戸っ子は祭り好きですが、ここ北品川でも江戸っ子気質を大いに感じる事ができました。いやぁ神輿イイ!

祭りの準備

品川橋の方まで歩こうと、通りにもどると何やら大きい虎の人形?が・・・

アトリエパレット

ここは「Atelier Palette(アトリエパレット)」さん。
この大きな虎の人形は着ぐるみで、店内にも沢山の着ぐるみを職人さんが制作中でした。アトリエパレットさん、実は業界では結構な有名会社さんで、色々な企業から着ぐるみの依頼を受けているそうです。

この近くにもうひとつAtelier Paletteさんがあり、そこにも行ってみました。

アトリエパレット&クロモンカフェ

こちらAtelier Paletteさんの上には、知る人ぞしる「クロモンカフェ」があります。
写真右側が入口で、木の階段を上り2階にいくと、畳敷きの部屋にちゃぶ台の組み合わせ・・・ザ・昭和なカフェです。
ここでお茶でも・・・と思いましたが、ランチが終わったあとの準備中でした・・・残念!吹上湯同様、また今度こよう・・・。

旧東海道、数キロに及ぶ商店街ですから古くからあるお店も沢山あるので、ご紹介したいのですが、またまた横道に入ってみました。

横道を入り「養願寺(ようがんじ)」さんがあって、その先をさらに進むと・・・

ハレルヤ工房

古い建具屋さんを改装した「ハレルヤ工房」さん。

工房内には、いろんな国の雑貨やリメイクを待っているもの、お直しを終えたもの、昔の部品や道具など、いろんなものがひしめき合っています。
自分だけのオリジナルの小物も作れるそうで、お手伝いいただけるみたいですよ。

古くからあるものをリメイクする―
これって家で言えばまさに「リノベーション」ですね。手前みそですがアールストアには、そんな古くからあるお部屋に新しい魅力を兼ね備えたリノベーションな物件を数多くご紹介しています。(ハレルヤ工房の方とはきっとお話が合いそう・・・)

後ろ髪をひかれながらハレルヤ工房をさんを後にし、品川神社方面へ―

大黒天

大黒天さまを発見!

東海七福神めぐり

大黒天さまは、品川神社への入り口左に鎮座しています。
「いい仕事ができますように・・・」と心からお願いをしつつ、北馬場参道通り商店街へ戻ります。

北馬場参道通り商店街沿いには、宝暦十一(1761)年創業の「湊屋(みなとや)」さんがあります。

加藤畳店

湊屋さんは見ての通り畳屋さんで明治時代に今の「加藤畳店」に改名されました。
北品川には、いまもなお古くからのお店が沢山あるのが街の魅力の1つです。最近は全居室フローリングがあたりまえで畳のお部屋が少なくなりましたが、久々に畳の匂いを嗅いだら、畳のお部屋が恋しくなりました。

そろそろ小腹が空いてきましたよ!クロモンカフェではお茶し損ねたし・・・

品川菓匠 孝庵

という事でやってきました「品川菓匠 孝庵(きょうあん)」
一番人気はしながわみやげ認定の「宿場ロール」

宿場ロール

店内にはイートインコーナーも。

イートインコーナー

アールストアの仲間にお土産も買ったし!天神湯さんに行ってサッパリしようと歩いてると可愛いお花屋さんを見つけました。

leaf

こちらleafさん。老舗の多い北品川にあって、オープン11年目の新しいお店です。
普通のお花屋さんと違い観葉植物が多く、観葉植物好きな自分としてはめっちゃテンションあがりました。
いまの時期(6月)は特に観葉植物に力を入れているそうなので、きっとあなた好みの一鉢が見つかると思います。

そうこうしているうちに・・・

天神湯

やってきました「天神湯」!
最近だと「たけしの健康エンターテイメント みんなの家庭の医学」でも紹介されていたようです。
地下100メートルから汲み上げたお湯は黒湯と言って、古生代からの植物が分解されて有機物となり、ゆっくりと時間をかけて地下水に溶け込んだ天然温泉なんです。

都内には他にも黒湯がありますが、ここ天神湯さんの黒湯(植物性泉)が都内でもっとも腐植質の含有量が多く、効果の期待できる温泉なんだそうです。

さて、サッパリしたところでコーヒー牛乳を・・・
そんな感じで北品川を後にしました。

機会があったら、次回は屋形船を紹介しつつ「品川」の紹介をしたいと思います。

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