鶴の一声ならぬ、友達(ダチ)の一声で聖蹟桜ケ丘へ。 実はここ、「耳をすませば」の舞台になった街。 せっかくなので、「耳をすませば」のあの丘・坂を巡ってみました。
聖蹟桜ケ丘駅の西口広場には、映画ファンと地元の有志が設置した「青春のポスト」がある。
2010年に設置されたもので、デザインは地球屋が元となっているらしく、屋根の猫や壁に寄り添った自転車などにファンの想いが詰まっているようだ。
実際に投函できるが、郵送されることはなく、 自分の夢や目標を記して投函し、その夢が叶ったらその報告をつづってまた投函しに訪れてほしいというもので、聖司と雫同様に”あなたの青春を見守る”というものらしい。
次に行く前に、「イノウエベーカリー」というパン屋さんへ。 ここ、11時からオープンして売れ切れたらクローズになってしまいます。
実は最初行った時は、着いた瞬間に売り切れるという運のなさ…。
諦めきれず今回は売り切れ前に行けましたが、既にだいぶ少なくなっていました。 その中から、あんパンとうぐいすパンという我ながら渋いチョイスをしてみました。
ここに来る時は、午前中必須のようですね。
イノウエベーカリー 《https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132702/13152986/》
パン屋さんから出て、コーヒー好きの私にとって外せない場所へ。 そうコーヒーショップ「tak beans」。
いい感じにリノベーションされたお店で、奥のスペースも手作り感満載で素敵な空間でした。
店長に、私の好みである「苦味が強くて、あっさり系で」とお願いすると、「苦くて、あっさり…意味分からないっす」…すみません伝え方が下手くそで。笑 その後、ちゃんと伝えてパプワニューギニアを頂き、さすがバッチリ好みの味でした。
こちらの店長、いつもRSのサイトを良く見て頂いていたらしく、つい話し込んでしまいました。 オススメのお店も教えて頂いたので、後ほど行ってみますねー。
tak beans 《http://takbeans.com/》
さっきパンを買ったばかりですが、また小麦粉を欲してドーナツ屋さんへ。(耳をすませば巡りを忘れているわけではないので、ご安心を!笑)
土日祝しか営業されていないそうで、はっきり迷います。 住宅街の中の、さらに細い路地の奥に入ったところに一軒家のドーナツ屋さん「HUGSY-ハグジー-」を発見。
玄関を開けると、髪の毛モジャモジャの愛想がいいお兄さんが登場。
家の中は、人ん家に来たような落ち着いた雰囲気で、店内で食べて帰ることも出来るそうな。 今回は持ち帰りで、ショーケースにならんだ6種類のドーナツのうち4種類買ってみました。(全種類買っても良かったかな?)
HUGSY-ハグジー- 《https://www.hugsycafe.com/》
よしっあの坂登るためには、そろそろ腹ごしらえをと思い、tak beansの店長に教えて頂いた肉カフェ「GARDEN」へ。
昼はハンバーガーで、夜はハンバーグなどを提供されているそうな。 ハンバーガーを頂きましたが、やっぱりいい肉使ってあると美味しいですね!
cafe GARDEN 《http://cafe-garden.jp/》
では、お待たせしました。 お腹も満たせたので、耳をすませば巡りを再開いたします。 まずはここ! 映画で駅から図書館につながる橋。
そして、図書館に続く坂道はいろは坂といって、映画と同様にくねくねと続いている。
ただし、この場所には図書館はなく、実際ここにあるのは「いろは坂桜公園がある。
こちら、映画内で同級生の杉村が雫に告白した神社のモデルとなった「金比羅神社」。
せっかく来たのでお参りして、2017年はおみくじを引いてなかったと思い、設置してあるおみくじ機を引いてみた。
引いて気付いたが、これまさかの恋おみくじ!笑 しかも大吉やし!!笑笑
素晴らしく良いことしか書いてないが、独身・彼女なしの私に春は来るのでしょうか。(とりあえず、諺辞典で教養を深めてみよう。笑)
いろは坂を登りきると、映画内の地球屋があるロータリーが存在する。
実際はこのロータリーに地球屋はないが、代わってあるのが洋菓子屋「ノア」。
お店の扉を開けると流れてくるのは、カントリー・ロード。耳をすませばにちなんだ、クッキーなどが販売されており、購入すると「耳すま思い出ノート」に記入することができる。
上映された当時から続いているそうで、既に大量の冊数になっていました。
私も、店の主人に促されて書いてみることに。 ノートには映画への熱い想いをつづったメッセージがぎっしり書かれており、何度も来訪する人ほか、遠方や海外から訪れた人も入らっしゃるようでした。
ノア洋菓子店 《http://www.geocities.jp/noa_webbook0660/noa_index/noa_book.html》
耳をすませば巡り最後の場所に行く前に、何か食べてからと思い、やってきたのはイタリア料理「CBRiACO」。
ここもまた、tak beansの店長から教えて頂いたお店なんです。(いくつも教えて頂き、本当に感謝です。)
人気店と聞いてましたが、さすがお店のなかは繁盛してました。一人で入ったので、軽めと思いワンプレートディナーを注文しましたが、なかなかのボリューム。
料理はもちろん美味しかったですが、ホールの方の接客サービスが素晴らしかったです。 一人でも心地良い一時を過ごすことができ、短い時間でしたが大満足でした。
UBRiACO 《http://ubriaco.ne.jp/html/toppage.html》
お腹も心も満たされ、いよいよ耳をすませば巡り最後を飾るのは、やはり「秘密の場所」。
ファンの間では耳丘という愛称で呼ばれているそうですが、映画ラストの名シーン「俺と結婚しれくれないか?」「雫、大好きだ!」の聖司の中学生とは思えない告白が生まれた場所ですよ。
いや、中学生ながら尊敬に値する告白だな…。
実際に映画のモデルになった場所は、今は立ち入り禁止になっていましたが、それでも夜景が綺麗で素敵な場所でしたよ。(カップルだらけのなか、男一人で写真を撮ってるという怪しさ&虚しさね…笑)
映画と同じように、朝日を見に来るのもいいかもしれませんね。
以上、聖蹟桜ケ丘はいかがでしたでしょうか? 私自身も初めて訪れた場所だったのですが、本当に人があたたかくて、帰りの電車の発車ベルのカントリーロードを聞きながら、また来ようと思えるような街でした。