稲村ジェーンや月9ドラマなどで度々取り上げられる稲村ヶ崎。
極楽寺と七里ヶ浜の間に位置する江ノ電の駅で、比較的観光客の少ないひっそりとした駅です。
今回は、知っているけれど降りたことないな、なんて方も多い稲村ヶ崎駅をご紹介します。
①どんな駅?
まずは駅のご紹介から
飾り気のない駅舎が多い江ノ電ですが、稲村ヶ崎はちょっと凝った造り。
今時な雰囲気もありつつも、改札がゲート式になってない江ノ電らしさは残されています。
②坂は多いの?
駅から海までと駅周辺はほぼフラットです。
駅前の道を海とは反対に内陸へ進んでいくと、少しだけゆるい坂になっていますが、ここはほとんど気にならない程度。
ただ、その道の左右は山に囲まれ谷あいのようになっているので、場所によってはかなりの急傾斜になっています。
また、海沿いの国道134号線を長谷方面に行くには、ちょっとした丘を越えていくことになりますが、自転車だと立ち漕ぎしたくなる程度でそこまできつくはありません。七里ヶ浜方面への海沿いの道はほぼフラットです。
③毎日のお買い物は?
駅をでてすぐ目に入るのは、スーパー今市。
KALDIなんかでも扱っていそうなこじゃれた輸入食品もありつつ、毎日の生活に必要なお味噌や野菜が並んでいたりする不思議なスーパー。
そしてこのお向かいに、はぶか牛肉店と魚三、野菜中心のグリーンマートがあり、大きなスーパーはないものの贅沢を言わなければあまり困ることはなさそうです。
ここで手に入れられないものは、1キロちょっと先(少し坂を上がります)の七里ヶ浜の西友やドラッグストアココカラファインまでちょっぴり足を延ばしましょう。
また、3.5キロ程先の鎌倉駅周辺まで行けば、駅前には便利な東急ストア、若宮大路通り沿いに地元の新鮮な魚や鎌倉野菜を扱う鎌万水産、と農家の方々が野菜を持ち寄るれんばい(農協連即売所)、なぜか野菜が安いやまかストアー、KALDIなど、バラエティに富んだたくさんのお店があります。 →(鎌倉周辺のスーパー事情はコチラ http://r-blogs.jp/author/kamakura/4863/)
ちなみに、コンビニが少ない江ノ電沿いですが、稲村ヶ崎は、駅の近くにセブンイレブンがあります。
④普段使いのごはん屋さんって?
江ノ電の線路沿い、江ノ電を眺めながら和食やケーキが楽しめるお店。
古民家を改装した店内はナチュラルで可愛い上に、鉄ちゃんでなくても嬉しい江ノ電ビュー。
モーニングから営業していて、卵かけごはん定食や納豆定食が500円、ランチは干物定食が1000円〜と、リーズナブルで日常使いにぴったりです。
Route134沿い、オーシャンビューの南国感溢れるお店。
生しらすや釜揚げしらす丼など、鎌倉らしい新鮮な海鮮が楽しめます。
ちなみに1階は夜はbarとなり、昼間とはまた違った雰囲気に。
日によっては、投げ銭でミニLIVEも開催しており、一日の終わりに出かけてみるのも◎。
どうやらオーナーさんがサーファーらしく、波のよい日は、臨時休業になることも。
どうやらオーナーさんがサーファーらしく、波のよい日は、臨時休業になることも。
向かう前に電話してから行くのが◎。
腰越(江ノ島)の地魚のみを扱っている漁師のお店。
とびきり新鮮な地元でしか楽しめないお魚を堪能できます。
◯カツレツ亭稲村
駅からすぐ、カツやフライを中心としたお弁当屋さん。
コロッケ1つ100円〜買えて、揚げたてサックサクをいただくことができます。
小腹が空いた時や、夜ごはん手抜きしたい時に!
⑤雰囲気のいいレストランもある?
七里ヶ浜程の華やかさはありませんが、稲村ヶ崎にも美味しいレストランがたくさんあります。
黄色い外観が目を引く1980年創業の老舗イタリアン。
青い海が目の前に広がる素敵なロケーションでのお食事は最高です。
しかもパスタが1100円〜というリーズナブルな設定も◎。
うなじと読みます。
江ノ電の線路を渡ってお店へ入る、ちょっとわくわくするお店。
ドラマにも使われたので、この線路を渡る場面を見たことあるよ、という方もいるかもしれません。
入り口の雰囲気に反してテラス席もあり、鎌倉野菜や葉山牛、腰越の地魚などを使用したしゃぶしゃぶや会席を
海を眺めながら楽しめます。
ここはちょっと落ち着いた雰囲気です。
⑥海水浴場はあるの?
小さな浜辺はありますが、現在は海水浴場はありません。
波の侵食により浜辺が小さくなってしまったことにより、2003年からは公式の海水浴場とされなくなりました。
そのため現在は海の家やライフセーバーはいませんが、代わりにサーフィンを楽しむ人々で賑わっています。
⑦なんかおもしろいお店ない?
江ノ電線路沿いの古屋をリノベしたお店で、稲村ヶ崎に2店舗あり、レトロ可愛い店内には、ところ狭しと食器、椅子や古道具が並んでいます。
1点モノで状態のよいものが多く、価格も幅があり、見ているだけでも楽しめます。
随時商品は変わっていくので、コマメに通ってお気に入りを見つけましょう。
⑧ゆっくりリラックスしたい!!
そんな時には、鎌倉で唯一の天然温泉、稲村ヶ崎温泉があります。
銭湯とスーパー銭湯の間、という規模感。
和風で雰囲気はよいのですが、館内はかなりコンパクトで、受付の先に待合所代わりの椅子がいくつか並んでいる程度。
休憩できる場所やお風呂上がりに一杯!できる場所があったらなお良しですが、黒くてとろっとろの温泉が、かなり気持ちいい。
内湯と露天、水風呂は全て温泉で、サウナもあります。
アメニティはシャンプー系のみで、化粧水などはありません。
場所柄かちょっと高めなので、ご近所住まいならば回数券を利用するのがお得です。
※海は一切見えません。
⑨景色を楽しむなら?
湘南といえば、夕日がきれいなことで有名ですが、稲村ヶ崎海岸は「かながわの景勝50選」「関東の富士見100選」に選ばれています。
空気の澄んだ冬場は、富士山がきれいに見えることが多く、真っ赤な夕日に照らされ浮かび上がる富士山と江ノ島のシルエットは息を飲む程きれいです。
稲村ヶ崎海浜公園は、国道134号線よりも海側に突き出ており、ちょっとした丘になっているので、寝転んでのんびりと夕日を眺めるのに最高です。
⑩長谷方面へ足を延ばしてみる。
稲村ヶ崎海浜公園を横目に国道134号線を長谷駅方面に進むと現れるVenus cafe。
築40年以上の歴史ある建物は、レトロさを残しつつかなりいい雰囲気。
現在はメキシコ料理のレストランですが、ふらりとお酒を楽しみに行くのも◎。
音楽好きなオーナーさんのレコードがずらりと並ぶDJブースもあり、イベントを開催することもあるそうです。
と、まだまだご紹介したいところはありますが、今回はこの辺で。
ドラマや映画のロケ地として度々使われる稲村ヶ崎ですが、だからといって 華やかすぎず、賑やかすぎず。
でもただの閑静な住宅地ではなく、面白みのある街、稲村ヶ崎。
鎌倉や江ノ島、七里ヶ浜の華やかさにちょっと疲れてきた方、住むならもうちょっと落ち着いたところがいいな、って方におすすめです。
緑の山と青い海に囲まれた稲村ヶ崎で新しい生活を始めてみませんか?